今日は産業道路沿いにある人気店「昭和屋」に行ってきました。「ラーメン390円」とデカデカと安値を誇示した看板が巨大チェーン店「幸楽苑」に若干似ていますが全く関係ありません。「スープに大量の骨を使用しています」という宣伝文句にいやがうえにも期待が高まりますが…一般の人に「大量の骨」っていう単語はアピールになっているのかな?
店内はどことなくレトロな作りの木目調テーブル、イスが配置され昭和な感じを漂わせながらも清潔な印象です。メニュー表には「大量の骨(豚のゲンコツ、鶏ガラ、背骨)をベースに香味野菜を加えまる二昼夜煮込み…本物のらーめんを低価格で…」の挨拶文が書いてあります。メニューは「醤油らーめん」と「味噌らーめん」「担々麺」の3系統あり、昭和屋セット、そぼろ御飯セットなどのセット品がお得になっています。スープはあっさりとこってりが選べて麺は太麺と細麺が選べます。
本日のチョイスは「そぼろ御飯セット(味噌らーめん(あっさり・太麺)+ぎょうざ+そぼろ御飯)」703円です。このボリューム(写真下)でこの値段は破格でしょう。運ばれてきた味噌らーめん(あっさり)は見た目通り(写真上)の脂多めで濃厚な風味です。えーと、これを「あっさり」と名付けたそのセンスは絶対間違っていると思いますが、嫌いじゃないです(^^; ちなみに「こってり」を頼むとこれに背脂がトッピングされて凄いことになります。
スープベースは豚骨と鶏ガラの合わせを、豆の風味の強い赤味噌でまとめてあります。ダシの甘みも感じますがスパイシーな深みもあります。その上にラードが猛烈なコクを演出して昭和屋の個性を作り出しています。若干味が一辺倒になってしまってるきらいもありますが、しばらくしてまた食べたくなる味っていうのは案外こういう味なのかもしれません。
チャーシューはとろっとろ系で舌で噛み切れてしまう柔らかさです。そぼろ御飯はしっかり味付けがされており、そのシンプルな見た目から受ける印象以上に美味いです。ぎょうざはニンニクを効かせた基本に忠実な作りで手作り感あって良いですね。
なんといっても安いし、他店のどのらーめんにも似ていないオリジナリティのある一杯です。こってり系をたらふく食べたい時に重宝するメニューです。
(07/07/26)
昭和屋/仙台市若林区六丁の目東町6-5
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます