10・11月と仙台ラーメン国技場で「秋の限定メニュー」をやってましたね。各店舗とも気合の入った新作メニューで楽しい2ヶ月間でしたが、メニュー見てて面白かったのが、普段醤油系の3店舗が、秋らしく身体が温まるイメージの「味噌(辛味噌)」を出してきた中で、逆に普段「味噌」を主力とする「大樹地(だいきち)」があえて味噌を外して「ねぎしゃぶ肉麺」(スープは塩と正油から選択)なるものを出してきたことでしょうか。各店の思惑が交差していて、印象的でした。
ということで今回は「大樹地」の「ねぎしゃぶ肉麺」780円を頂きます。スープは「塩」で注文です。写真から伝わるでしょうか~? ドンブリいっぱいに盛られた白髪ネギと、てんこ盛りの豚バラ肉に、万能ネギの刻みの緑色が鮮やかに色を添えています。あっさり味の豚バラ肉は某牛丼店の豚丼(並)よりも多いのではないかと思われるほどの分量が奢られ迫力満点です。さらに(写真撮り忘れましたが)小皿で「温泉たまご」が付いてきてお得感があります。
白髪ネギはほんの軽く湯通しされシャキシャキ感を残しながらも辛みを落としてあり、食べやすくて親切ですね。スープは美しい透明な塩ダレベース。あっさりとした鶏ガラと昆布ダシが効いており醤油の香りも僅かに感じられる和風テイストですね。油感は弱め。程よい塩加減が旨味成分を上手に引き立てています。さらに香味野菜のダシも加わり、穏やかですが力のあるスープに仕上がっています。麺は共通のモチモチの玉子麺が合わせられます。
てんこ盛りの具材に目が奪われましたが、むしろ主役はスープかと思われます。「大樹地」は塩もいけるんだと思い知らされた一杯。マジで美味かったです。ごちそうさまでした。
(07/11/19)
大樹地/仙台市青葉区国分町2-7-5 ラーメン国技場内