利府街道沿いにあります人気店「本竈(ほんかまど)」で食してきました。まだ10年たってない?割と新しいお店ですが口コミでジワジワ噂が広がっていき全国放送のTVラーメン番組で紹介されて一気に火がついたのではなかったかと思います。行列必至なので開店・閉店間際に行くのがポイントです。
駐車場の誘導や行列を捌くのも全て店員さんが出てきてくれますし、店内も含めて接客はかなり好印象です。こういうのって大事ですね。あちこちにスープ作りのこだわりetc…が貼ってあるので行列してても気がまぎれます。よく読むと「チャーシューをスープで煮込んでコクを出す」などと普通のラーメン屋だと隠したがるような事もしっかり書いてあったりして勉強になりますね。
今日は新メニュー「本気の担々麺(正油)」780円(写真上)を注文。メニュー表に「自家製ラー油を使用:山椒、生姜、大蒜、鷹の爪、八角」「隠し味としてレモン果汁使用」などなど正直に解説が書いてあります。書いてしまったら隠し味ではないような気がしますが、クオリティに対する自信の表れでしょうね(^^;
実際にスープを一口頂きますと正に書かれてある通りで、醤油ダレ+「本竈」のDNAとも言うべき魚介ダシを強めに感じさせながら八角の香りが和風テイストを醸し出しており、毛色の違う「本竈オリジナル担々麺」に仕上がっています。辛さ一辺倒にならないように柑橘系でまとめるあたりセンスを感じますね。味付けされた挽肉は大粒のそぼろ状にトッピングされており食感が良いです。そぼろは大き目・多めが担々麺における満足度UPのポイントと個人的に思っているのですがドンピシャです。麺は共通のストレート中細麺ですね。コシもあり味も良いです。
連れは定番メニュー「正油らーめん(魚ダシ系)」630円(写真下)を「節だく」+麺大盛100円で注文。節粉が浮かせてあり運ばれてきた時点から節の香りが漂います。少し濁ったスープで醤油ダレの風味はあっさり目。スープを一口頂きましたが思いのほか油強めですね。節と昆布ダシの風味が強めながら魚介系特有の雑味(エグみ?)をほとんど感じさせず、旨み成分だけがグイグイと前面に主張してきます。貼紙の記述からするともしかしたら煮干を使っていない?構成が秘訣なのかもしれません。…もっと知りたい方は入社してください。だそうで(笑) いずれにしても雑味を徹底的に少なくすることで万人に受け入れられやすさを狙ったスープと思われます。上手ですね。
さすがは行列店レベルの高い一杯、美味しかったです。ごちそうさまでした。