映画「十三人の刺客」:三池崇史流「娯楽映画」極まる 2010年11月05日 20時57分51秒 | 映画(新作レヴュー) 多作で鳴らす三池崇史の作品をすべてチェックしている訳ではないので,あまり偉そうなことは言えないのだが,これまで観た作品の中では「常識や想像を超えたもの」の恐怖を描いたホラー映画「オーディション」が圧倒的だった。観るものを生理的に追い詰める「動く袋」を捉えたショットは,並のホラー映画が裸足で逃げ出す恐ろしさだった。 東映の往年の傑作といわれる工藤栄一の旧作(残念ながら未見)のリメイクである本作の冒頭 . . . 本文を読む