映画「必死剣鳥刺し」:画面,役者共に古典の風格を感じさせる秀作 2011年02月20日 18時44分06秒 | 映画(新作レヴュー) 「必死剣鳥刺し」。まるで「必殺スペシウム光線」みたいな題名に感じられたこともあって,藤沢周平の原作を知らない私にとって敷居はかなり高かったのだが,昨年ブームとなった一連の時代劇作品の中でも,風格という点ではずば抜けた出来だ。時代劇は2作目となる平山秀幸は,時間軸を巧みに操ることでゆっくりとした展開に随所でうねりを与えつつ,豊川悦司の予想外とも言える重量感とアクションスターとしての踏ん張りを活かした . . . 本文を読む