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映画「白いリボン」:詰め込まれたレトリックの断片しか理解できないもどかしさ

小さな世界を描いていながら,内包するものはとてつもなく大きい。でも,厄介。 一昨年のカンヌでパルムドールを獲得したミヒャエル・ハネケの新作「白いリボン」を見終えての感想を,どうにか形にしようとしても,こんな言葉しか出て来ないことがもどかしくてならない。 第1次世界大戦直前のドイツの片田舎という,現代の東洋人にとって想像することが容易ではない時代とシチュエーションの下,次々と小さな事件が起こる。事 . . . 本文を読む
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