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映画「バビロンの陽光」:日本における子役ブームの主役たちとは一線を画す,ヤッセル・タリーブ少年の瞳

刑務所に入れられて12年間消息を絶ったままの父親を捜して旅する,イラク・クルド族の少年とその祖母の旅の物語。 人の情と涙と世の中の不条理,そして母の愛が,砂埃に覆われたモノトーンの画面で,静かな声で語られる。 唯一,祖母の話から世の中の理を学び,父に対する思いを募らせるヤッセル・タリーブ少年の澄んだ瞳だけが,言葉を超えたものを雄弁に訴え続ける90分間だ。 収容されていたはずの刑務所で所在を確認で . . . 本文を読む
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