子供はかまってくれない

子供はかまってくれないし,わかってくれないので,映画と音楽と本とサッカーに慰めを。

映画「ツリー・オブ・ライフ」:宇宙における「親子の確執」が占める場所

2011年08月26日 23時44分43秒 | 映画(新作レヴュー)
東大数物連携宇宙研究機構長の村山斉さんが書いた「宇宙は何でできているのか」は,素粒子の研究が宇宙の成り立ちの探求に繋がることを分かり易く(多分,大多数の方にとっては)説いて,大きな反響を呼び,昨年の新書大賞を受賞した。ただしもともと足りなかった「数物」的思考力が近年益々減退しつつある私の読解力では,素粒子の「クオーク」という名称が,ジェームズ・ジョイスの「フィネガンズ・ウェイク」に出てくる鳥の鳴き . . . 本文を読む