映画「64 ロクヨン 前編」:映画版ならではの重量感を堪能する 2016年07月03日 11時46分53秒 | 映画(新作レヴュー) 原作を読み,テレビ版を観んだ。もうそれだけで充分,と知人は言ったが,監督は瀬々敬久。ピンク四天王と呼ばれた俊英が,メジャー資本で超話題作を演出するという興味に加えて,出演陣の層の厚さはソフトバンク・ホークス並み。やはり観に行かない訳にはいかない。 結果は,原作における主人公の造形,すなわち父親に顔が似ているということが,娘が家出した最大の原因となるほどに醜悪,とは真逆のダンディー佐藤浩市を据えたこ . . . 本文を読む