映画「マイ・ブックショップ」:矛盾に満ちた世界に立ち向かう勇気 2019年04月21日 18時20分03秒 | 映画(新作レヴュー) 戦争で夫を亡くした未亡人が,海辺の町で書店を開く。町の人の偏見や売り上げの不振など,様々な困難に見舞われるが,本を愛する彼女の気持ちが通じて,やがて書店は成功を収める。そんな美しい予定調和の物語を予想して席に座ったのだが,予期せぬ感動に見舞われてしまった。女流監督,という呼び名も最早死語になりつつある今,イザベル・コイシェの繊細で温かくも,時折剛胆さをも感じさせる手腕に,女性ならでは,という賛辞を . . . 本文を読む