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映画「異端の鳥」:凄まじい暴力の果てに浮き上がる希望

舞台は第2次世界大戦のようだが,一体何処の国と何処が闘っているのか,登場人物が一体何語を話しているのか,といった物語を構成する重要な要素はほとんど判別できない。呪術師の老婆が出てきて,病人に祈祷を施しだすに至っては,中世の話なのかという疑問さえ頭を過ぎる。極端に台詞を削り,音楽も排された中,モノクロ3時間の作品は,各章に登場する人物の人名らしきものをサブ・タイトルに掲げつつ,ゆっくりと進んでいく。 . . . 本文を読む
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