風・感じるままに

身の回りの出来事と生いたちを綴っています。

空は晴れ、心は?

2006-05-01 | 社会
 ♪晴れた5月の青空に~♪メーデー歌が五月晴れの空にこだました。アドバルーンやプラカードには「憲法9条を守ろう」「格差社会反対」「若者に仕事を」などのスローガン。組合旗と色とりどりの幟が文字どうり薫風にはためいていた。
 
 会場を見渡すと若者が少ないのはやっぱり寂しい。いま労働組合の組織率は18%台まで低下し、働く人の3人に1人、青年、女性では2人に1人が非正規。劣悪な労働条件で働かされ、ここに来ない労働者が圧倒的なのだ。
 
 昨今、大企業の不祥事が多発し社会的責任が厳しく問われるとともに、これらの背景に利益第一の企業姿勢にあることも明らかになっている。同時に本来ならチェック機能を果たすべく労働組合が労使協調で、その役割をまったく果たしていないことの問題も指摘されている。
 いま労働組合の存在意義があらためて問われている。

 「オッチャン、今日はカタイ話やなあ~。それはそうと、メーデーの後に一杯飲んできたんやろ。顔が赤いで!」
 
 「デモ行進で汗をかいた後のビールはうまかったが、もっともっと多くの労働者がメーデーにも参加して一緒にビールも飲めるような世の中にしようと話しあったんやで」
コメント
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