風・感じるままに

身の回りの出来事と生いたちを綴っています。

タダでいいの?

2010-12-05 | 日常


アマチュアジャズバンドの演奏会があるというので行ってきた。
自転車で30分くらいで会場に着いたのは開始40分前だというのに、すでに200~300人くらいが長蛇の列。

このバンドは「ORQUEST YAMAZAKI」(オルケスタ山崎)といい、1994年に隣町の京都府大山崎町の公民館サークル活動としてスタートして今年で17年。現在、団員は24人で、コンサートも今年で6回目に。団員の年齢は20歳代から70歳代?で、仕事を持ちながらの練習がたいへんらしい。

場内は、1000人を超える入場者で、超満員。
第一部はラテン スタンダードの「シボレー」「ウィズ・アウト・ユー」で始まり、乗りのいいチャチャやマンボ、ボサノバの曲が9曲。会場のあちこちでは体を動かしたり、会場と一体となった手拍子が。

第二部の前に、バンドの生い立ち、団員の紹介、そして、このバンドの目標が、「人生の応援団になろう!」だという。「いろいろなことがある社会、そして人生。聴いてくださる皆さんを慰めたり、勇気を与えることができたら、私たちも幸せです」との言葉。聞いていてぐーときた。

第二部は、「日本が誇るトロンボーン奏者」Hideaki Nakaji(中路英明)を迎えての「エキサイティング・ステージ」。「ムーンライト・セレナーデ」や「ゲッタウェイ」などジャズの名曲を7曲。そして、アンコールが2曲も。あっという間の2時間半だった。

それにしても、こんなすばらしい演奏会が無料だとは。2、3千円くらい払ってもいいと思った。出口にカンパ箱が置いてあったらそれくらいは入れようと思っていたが、それも無し。団員が出口に立って、「ありがとうございました」と挨拶している。オレは「こちらこそ、すばらしい演奏を聴かせていただきありがとうございました」と一人ひとりにお礼を言った。少しでも力になればと、ファンクラブ(無料)の入会案内があったので、すぐ入会した。

自治体の支援があるのかどうか、詳しくは知らないが、バンド運営は大変だという。
昨今、銭金勘定ばかりの「事業仕訳」とかいうことで、バッサバッサと文化予算が削減されているのを見ると、ほんとうに腹が立つし悲しくなる。

ありがとう!そして、ガンバレ!「オルケスタ山崎」