風・感じるままに

身の回りの出来事と生いたちを綴っています。

笑顔が戻る日を…

2011-04-14 | 社会
震災後、控えていたカラオケに久しぶりに行ってきた。
店に着いたのは開店後1時間くらいの頃。入り口の扉を開けようとしたら、いつも賑やかな声が聞こえて来る店の中が静まり返っている。もしや今日は臨時休業?と、もう一度扉を見たが、そこにはちゃんと「営業中」の看板が。

そーと扉を開けたら、「いらっしゃい」とバイトママさんが一人。「どうしたん?」というと、「震災後はこんな日もよくあるの。お昼はぼちぼちだけど、夜はぜんぜんなの」と寂しそう。話を聞くと、「あれからずーと赤字。今はまだ何んとか持ち堪えているけど、これからどうなるか…」という。
結局、この日、オレがいた2時間の間に来たお客さんは3人だけ。いままで来ていたお客さんも、「自粛」しているらしい。

震災の復旧は、まだ緒についたばかりで、復興にいたってはその計画すら立っていない状態だ。原発事故もまったく収束の見通しすら立たず、依然として危機を脱していない。

こんな状態で、「花見だ、カラオケだなんていっていられない」。もちろん、それもそうだが…。かといって、「自粛・自粛」ばかりでは、世の中から元気や活気がなくなってしまうのではないかと思う。こんなこといったら、「不謹慎だ、それは被災していない人のいうこと」と怒られるかもしれないが。

大した支援もできないオレだが、今は一日も早い復旧と復興、原発事故の収束を祈っている。そしてまた、みんなが笑顔で話し合い、思いっきり歌も唄える日が来ることを願っている。