風・感じるままに

身の回りの出来事と生いたちを綴っています。

小さな出会い、うれしい出会い

2015-03-14 | 日常
隣町での用事が済んで、帰りに駅前にある知人の居酒屋に寄った。
9時前だったが客は三人だけ。10人ほど座れるカウンター席はちょっと寂しく、作り置きの肴もだいぶ残っているようだ。
少しして、50歳代くらいの、一見サラリーマン風の男性が近くに座った。しばし、マスターと三人で世間話を一時間ほど。
久々に働き盛りのサラリーマンの話を聞けて、いろいろ勉強になった。

電車で最寄駅まで帰ってきて、しばらくご無沙汰しているスナックに寄った。
「しばらく来なかったね」とママさんが。10日前くらいにも行ったはずなのに、この世界、「しばらく」とは、一週間くらいのようだ。
客は4人。ママさん、「昨日は天気が悪く、お客さんゼロだったのよ」と。
カウンターではなく、後ろの席に座った。隣のテーブルに座っていた人が立って歌っていた。なかなかうまい。
歌い終わって席に戻られたので「リズム感がいいですね。何か楽器でも」と話しかけたら、「アマチュアでバンドを3つほど。アルバイトみたいに掛け持ちで」という。
「楽器は何を」に、「ベースを。本当はサックスなどをやりたいが高いのでベースに」という話だった。

背丈は1m70cmくらいで、歳は私より少し下?という感じだった。
「実は、わたし社交ダンスをしているのですが、どうですか?」と聞いてみたら「いいですね。わたしも若いころにブルースとかジルバを遊びでちょっとだけ」と言われた。
「よかったら一度見学にでも来てください」というと、快く「はい、行かしてもらいます」ということになった。
また、「バンド演奏に来ていただくことができますか?」にも、「いいですよ」と。
さらに「どれくらいの費用で」と聞くと「いやいやお金はいらないですよ。ボランティアみたいなもんですから」の返事。

うれしい出会い。電話交換して日付の変わる前に店を出た。
風が強く少し肌寒かったが、暖かい気持ちと軽い足取りで家までを歩いた。