風・感じるままに

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トヨタ もう一つの責任

2010-02-25 | 社会
トヨタ車のリコール問題で豊田章男社長が米下院の公聴会で、顧客の不安について「全責任を取る」とのべた。当初は、何とかリコールを回避しようとしていたが、世論の風当たりに抗しきれないと見ての態度変更か、どちらにしても当然のことだ。

しかし、オレはトヨタのもう一つの責任を問いたい。それは、トヨタは08年秋からの1年間に8000人を超える非正規労働者を職場から追い出しているのだ。忙しい時には劣悪な労働条件でも一生懸命に働き、「世界のトヨタ」を支えてきた労働者をだ。生産が落ち込んだから、「もういりません」と、人をモノ扱いすることは許されない。みんな、自分と家族の明日の生活がかかっているのだ。

儲けに儲けて積み上げた莫大なため込み利益、その「内部留保」の数%を取り崩すだけでこれらの雇用を守ることができたのだ。しかし、多くの「非正規切り」を行った大企業は、みんな“右へ倣え”の「企業責任放棄」だったことはまだ記憶に新しい。

トヨタが顧客の不安に「責任を取る」のは当然だが、働く人たちの生活を「不安の奈落」へ突き落とした責任も取ってもらわなくては、オレの腹の虫は収まらない。


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1 コメント

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憤慨 (オズ)
2010-02-27 18:52:36
ご無沙汰してました。
私もトヨタの雇用問題には憤慨してました。
急に工場閉鎖して、遠隔地に転勤命令を出していかれない人は首を切る、
大手企業の横暴ですよね。
といっても我が家の車はトヨタ車、
かなり古いですがね・・・・
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