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家から自転車で10分くらいで行けるアサヒビール 大山崎山荘美術館(京都府大山崎町)へ行ってきた。
ちょうど、〝大山崎山荘をつくった加賀正太郎の情熱〟「蘭にみた夢 蘭花譜の誕生」展が開催されていた。
※「蘭花譜」とは、大山崎山荘を建設した加賀正太郎が、自ら育てた蘭をモチーフに1946年に監修・制作した植物図譜(案内より)
空は少し曇っていたが、それがかえって新緑の中に美術館の落ち着いた美しさを際立たせているようだった。ゴールデンウィークの間日だったので、人もそれほど多くなく館内の展示もゆっくり観ることが出来た。
今回の展示作は、木版画83点、カラー図版14点、単色写真7点の104点だった。(ここから19点が見れます)
蘭だけでなく、花そのものに関心・知識のない小生だが、今回の作品のとても版画とは思えない美しさに少し興奮し、気が付けば1時間余りも観ていた。蘭は種類が多いとは聞いていたが、こんなにもいろいろな形や色の種類があることにあらためて驚いた。
茎がやや太めで花弁が15㎝くらいで派手な色のもの、しなった茎に鈴なりに花をつけたもの、細い茎の先に小さめの清楚な花が1つだけのものなど…ほんとうにいろいろだ。ただ、名前が全部カタカナだったので、いくつか気に入った花があったが覚えることができなかった。
観終わって感じたことがある。どうみても蘭の花はやっぱり女性だと。ちょうど、社交ダンスパーティー会場の着飾った女性のように。
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新緑の道
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美術館全景
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ベランダから北東の眺め
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庭園と彫刻
そうそう、わがサークルのKさんに似た「サギソウ」という蘭もちょっと気になりました。
植物園ではゴージャスで魅惑的なランですが、木版画で見るランもしっとりとして、素敵ですね。美術館の佇まいも素晴らしいです。行ってみたくなりました。
そして…サギソウは野草として園芸店に多く見られますが、ランの仲間だったんですね~。
私が住んでる姫路市の市花でもあり、その清楚な姿は姫路市の園芸家、写真家にはより好まれている花なんですよ。
私もKさんのように、サギソウのイメージでいたいけど、ほど遠いかな~。
近くにサントリー山崎蒸留所もあり、ここもお薦めです。
〝山麓(やまふもと) 一人たたずむ 鷺草の〟
もちろん「蘭花譜」も素晴らしいですが、新緑の中の美術館の佇まいも気に入られることでしょう。