風・感じるままに

身の回りの出来事と生いたちを綴っています。

ちょっとした誇り

2015-02-01 | 日常
                           ※写真は今週の「しんぶん赤旗」日曜版です。

きょう日本共産党の機関紙「しんぶん赤旗」は創刊87周年を迎えました。
つい先ほど今日の日刊紙を配り終えて帰宅し、ちょっとほっとしてコーヒーを飲みながらキーをたたいているところです。

「しんぶん赤旗」との付き合いは日曜版が16歳頃からで日刊紙が20歳くらいからだと思います。ということは、それぞれ50年前後の長い付き合いになります。
配達の方も、しだして40年くらいになるのではないでしょうか。

「赤旗」(創刊当時は「せっき」といったそうです)の創刊(1928年2月1日)当時は、日本共産党が「君主制の撤廃」「帝国主義戦争反対」「言論、出版、集会、結社の自由」「男女18歳以上に選挙権を」などの主張を掲げたために非合法下に置かれ、「赤旗」は持っているだけで逮捕、投獄という過酷な時代でした。
今から思えば、つい人一人の寿命と少しの年月前まで、そんな時代があったというのは考えられないですね。
戦後の民主化で、言論、出版の自由が訪れましたが、私が働き出したころから今日までも、「赤旗」には様々な偏見や「弾圧」があります。
私が44年間働いてきた大企業の中でも、「赤旗」を購読しているというだけで昇給や昇格差別が行われていましたし、私自身も、そのことを体験してきました。。

戦前、戦中の停刊、廃刊など、あらゆる弾圧を受ける中で「侵略戦争反対」「主権在民」を掲げ続けてきた「赤旗」は、歴史に深く刻まれる存在ではないでしょうか。
「赤旗」が、大企業の広告などに依存せず、なにものにも腐れ縁がなく、タブーなく真実を報道するという一貫した姿勢は、今日、多くのマスメディアが権力監視という本来の機能を失いつつある状況の下、ほんとうに貴重な存在だと思います。
そんな「赤旗」が、ますますその真価を発揮して頑張ってほしいと思います。そして、もっと多くの方にも読んでいただきたいと思います。
そんな新聞を読み、配ることができることはうれしいことでもあり、私のちょっとした誇りでもあります。