読書感想文『これはちゃうか/加納愛子』

2023年02月11日 09時30分46秒 | エンタメのかけら



冬休みに読もうと思っていた一冊。
ようやく読了。

驚いた。

それが読み終えて湧いた最初の感想。

冒頭の書き下ろし作品『了見の餅』を読んだ時は、
「いかにも女性芸人が書きそうな小説だなあ」
と思った。

そこから『文藝』誌に発表された作品が4篇、
時系列で並んでいる。

最初の2篇『イトコ』『最終日』は、
冒頭作品の延長線上にある。
だからこの時点でも僕の感想は、
「いかにも女性芸人が書きそうな小説だなあ」

しかし次の『宵』で、
小説としての様相が急激に変わる。
怪奇譚の類でどう終わらせるのかと読み進めたが、
あんなふうに終わるとは!

続く『ファシマーラの女』は、
さらに新しい小説世界を作り上げていた。

わずか1年の間で、
こんなにも小説としてのバリエーションを生み出すなんて。

最後の書き下ろし『カーテンの頃』は、
王道の短編小説で、
「こういうのも書けるのか!」と驚いた。

いや、
実はもともといろいろな手札を持っていて、
「まずはこのへんから出して油断させようか」
という作者の企みにまんまと引っかかってしまった気もするが…

どうだろう?



東京に雪が降る(2023.2.10)

2023年02月11日 08時30分51秒 | 日々のかけら


Feb.10(Fri.)

■今日という日。

前日の予報通り、朝から雪。家の屋根や車が白くなり、土がむき出しの場所が白くなり、やがて家の前の路面が白くなる。このままならば、かなり積りそうだが…。


しかし午後になると雨に変わった。子どもたちはがっかりだろう。これならば明日、難儀にすることもなさそうだ。

14時、オンライン会議。

15時、オンライン会議。10分の休憩を挟んでなのでハードだ。

16時半、オンライン会議。

燃え尽きる。

夕食は家人(大)の作る鶏鍋、そして出来合いの惣菜。

家人(大)、今日は知り合いのYou Tubeの撮影の手伝いに出かけると言っていたが、その詳細を聞いて驚く。へー。ちょっと今は言えないが…へー。

今日観たもの。
今週の『舞いあがれ!』全話。朝ドラを見慣れていないので、やはりペースがわからない。長年の朝ドラ好きにはどう見えるのか。

『大雪海のカイナ』の続き。ますまず「ナウシカ」っぽくなってきた。もちろん、独自イメージもあるけど、巨大な昆虫とか敵の人物配置とか。オマージュと言われれば、そうですかとしか言いようがないが。

『これはちゃうか/加納愛子』(7)読了。