本日は足助新盛裏山塾の第4回目。元加子母村長を講師にお招きして行いました。
最初に「すがい」づくり。わらで簡易な短い縄を作ります。
その後、裏山に上がって「もや」を集めすがいで束ねます。もやとは、細い木、小枝です。
続いて、直径5センチ以上ぐらいの木は、90センチにのこぎりで切ります。同じ長さにそろえることが日本人の誇り? 美しくなくてはいけません。
昨日切り倒しておいた枯れた松もあります。
これらを山の上から落とします。これを「たきぎを狩る」といいます。
午後からは薪割りをして、薪をきれいに積み、その後、杉葉をたきつけにしてたき火をしました。
「アウトドア系」の「講師」の場合、薪が乾ききっていないと絶対燃えないとか、雨の日はたき火ができないと言い切り、最初に灯油を使いたがるのですが、粥川先生においてはそんなことはありません。生木でも雨の日でもやります。
今日最も印象的だったのは、先生の意識のなかで「たきぎをとる」ことと「山をきれいにする」ことが一体になっていたことです。たきぎとりとたき火がテーマであるにもかかわらず、先生のお話はしばしば、どうやって山をきれいにしていくか、に帰着しました。先生が山を見られてまず言われたのは、とにかく落ちている小枝や、枯れた松を集めてもやしなさいということでした。
山の中には倒れた木もたくさんあり、今日はできませんでしたが、これからそれらの木を取り除いていくようにというお話でした。
今日はもっとたくさん雨が降るかと思っていましたが、ほとんど降らず、寒くもなく、幸いでした。