山里ひぐらしの小径

木曽路の入り口、岐阜県中津川市から
人と自然とのかかわりをテーマに、山里、植物、離島など。

ヤシ屋根 Tana Toraja

2008-08-13 | 植物利用
なんだかかすんだ写真ですが、これはヤシでふいた屋根を裏から(下から)見たところ。
屋根材にするヤシは海辺でしかとれない、トラジャには生えていないそうです。

この屋根は、まずヤシの葉を、細長いひも(これもヤシの葉を裂いてできているように見えた)でぬいとめて、長細い板状に組みます。畳をたて半分にしたようなサイズです。そのヤシパネルは、市場で売っています。
それを買って帰って、屋根をふくのです。

ボネというところに向う途中に、ヤシ屋根づくりの村がありました。
どの家でもみんな女の人たちがヤシ屋根を作ってました。

タナトラジャの市場でも盛大にヤシ屋根を売っていました。
トラジャではお葬式のたびに、ゲストを迎える建物を作り、そのために屋根材が要るから、需要が多いだろうと思います。

こういう屋根なら、地震で家が倒れても、死なないですむだろうなぁ、と
インドネシアの家を見るたび、地震のことばかり考えていました。

サゴヤシ学会

2008-08-13 | 植物利用
ネットで「ヤシ」で検索してみたら、おおなんと、サゴヤシ学会なんてのがあるのですね。
何でも学会あるんだ……
  もちろん棚田学会もある。
ヤシでんぷんのこと発表してる人もいる。
学会誌を入手して読んでみたいですよ!

国際サゴヤシシンポジウムなんてもの筑波でやっていた。
20人ぐらいの参加者のうち、インドネシア人は1人だった。
旅費高いんだからインドネシアでやってあげたっていいのに……

インドネシアはサゴヤシの本場みたいです。

ところで、このブログで「植物利用」カテゴリーにはいっている40件ぐらいを改めてみてみたら、おおなんと、7、8割が食べる話でした。
そんなつもりは全然なかったのですが、
植物利用のこと頑張ってるはずが、実は書いてはない。
いけません、以後心して取り組みます。