山里ひぐらしの小径

木曽路の入り口、岐阜県中津川市から
人と自然とのかかわりをテーマに、山里、植物、離島など。

黒柿の板に一目ぼれ 白と黒の木目うつくし

2012-05-08 | 植物利用
白い材のところどころにマーブル状に真っ黒な線が入っている、
黒柿の板。
一目見たら、好きで好きで、心奪われてしまった。

よく田舎の床の間の花台やら、玄関先の盆栽の台やらに
何かの木を厚く切ったのに艶出しの塗装がしてあるのがあって
そういうものをいいと思ったことがまずないのだけど
この人の作るものは違いました。

黒柿の板のほかに、古ぼけた栗の材の切れ端だとか、
トチのこぶのスライスだとか、
蚕の棚の桟を加工した物掛けだとか、
心ひかれるものがたくさんあった。



蚕の棚は別として
木材の味わいをこんなに感じたことはなかった。
自然の色、形はほんとうに面白いけれど
これは写真と同じで、切り取りの妙。
そのまま見過ごされれば朽ち果てるだけだけど
面白い部分を切り出して、味わえる加工をほどこしてある。

さりげないおじさんですが、
なかなかやるなぁという感じ。



いろいろほしくなりましたが
やっぱり黒柿に戻り、これしかない!と買ってきました。

私の前にも何人かの人が、いいと言って、買う寸前までいっていたそうです。
でも、きっと黒柿が私に買ってもらいたがっていたのでしょう。

戦利品多数だった、付知の森林の市でした。



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