山里ひぐらしの小径

木曽路の入り口、岐阜県中津川市から
人と自然とのかかわりをテーマに、山里、植物、離島など。

モンゴリナラの柏餅

2012-05-21 | 植物利用
今日ダイエーで買ってきた柏餅。
愛知県一宮市のメーカーが作っているものだけど。

明らかに柏の葉ではありませんでした。
葉が透けるほどペラペラに薄くて、白い毛がありません。
そしてうんと小型です。

中国では盛大にモンゴリナラを栽培しているといいます。
天蚕という黄色い糸を出す蚕を飼うためです。
蚕に食べられた葉はお菓子用にはなりませんが
何かそういう類の葉を輸出しているのかもしれません。

もっとも、私の知る日本のフモトミズナラ(昔の名はモンゴリナラ)でもありませんでした。とにかくペラペラです。そして長さと幅の差があまりない。
加工方法によってペラペラになっちゃう?

日本の中国地方には、また違った、ミズナラに似た低地のナラがあって(すっかり名前忘れた)、島根・広島あたりのJR沿線にずっと生えています。

ナラの仲間は結構雑種の知らないのがあります。
しかし、日本のそういう葉っぱを使っているとも、ちょっと考えられません。
何でも輸入の時代ですから。

全く香りのない葉でした。柏餅の季節感って、あの香りから来ますね。
でも小型なので、お餅が包みやすいことは確かです。


中津川のほうでは、スーパーで朴の葉を売っています。
今年もまた朴葉寿司の季節がやってきました。
朴の葉を採取してきたら一番いいのですが、採りにくいところにあるので
今年は買って作るのもいいかなと思います。
楽しみです。


上の写真は、朴葉(ホオノキの葉)。
下の写真は、朴葉で包んで蒸したお餅(本当のお餅ではなく、米の粉で作ったもの)。


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ホオノキもユリノキも好調

2012-05-21 | 植物
今日の金環日食、きれいでした。
環が輝いていた。あんなにきれいだとは予想していなかった。
天気予報は少しはずれて、名古屋は快晴でした。

名古屋の街をバスで行く。
ヒラドツツジはすでに終わっていましたが、
市役所の周りや東大手のあたりのユリノキ、すごくたくさん花をつけていた。
中津川のほうでは、ホオノキも白いいい花をたくさん咲かせています。

同じモクレン科のシデコブシやタムシバは今年全然だめでしたが
ホオノキ、ユリノキは良いようです。

北国のコブシはどうだったのでしょうか。


写真は、ホオノキの花。

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