名古屋栄で知人の清水真理子さんがかご展をされている。
中区役所(中日ビル東)1階のギャラリーで、27日まで。
かごの素材で最もオーソドックスなのは、日本では、竹。
それから、アケビ、フジ、ツヅラフジ、アマヅルなどのつるや、ヤナギの枝。
清水さんはこれらに加えて、樹皮を多く使っている。サクラ、クルミ、ナラ、カラムシなど。それに筍の皮や草、稲わら(今回はこの作品はない)なども取り入れる。
取っ手には、栗の太枝やフジの太いつるなど、形の面白いものを使い、自然の趣いっぱいでかつお洒落な作品ばかりだ。
見捨てられている山の見捨てられている素材を使って、暮らしに生かせるものがたくさん作れるということを、改めて見せ付けられ、心洗われるような思いだった。そんなことは頭で分かっていても、実際に形にして提示できているということはすごい。
作品はどれも素敵だが、清水さんは、作品の芸術表現以上に、山の資源を生かすということに思いを持っておられる。
決まりきった材料に安住するのではなく、清水さんご自身が考え、試して、材料の開拓をされているのだ。
籠作りで一番手間のかかるのは、材料の採取。清水さんは山の人ではないので、材料のある場所を見つけるのにも相当苦労されているだろう。それから材料の整理にも大変な時間がかかる。つまり、汚れたところや要らないところを取り除いてきれいにし、そろえて保管するという作業。かなり本気にならないとできない。実際に籠を編む時間は、それらに比べると、あっという間である。もちろん、清水さんのような独創的なものを作ろうと思えば、デザインを考えたりそれを表現するテクニックを考えたり試行錯誤することにも、それなりの時間がかかっているだろう。
これを都会の人が行おうと思えばかなり大変だ(清水さんはある意味都会の人だ)。しかし、山里に住んでいれば、うんとやりやすくなる。ちょっと空いた時間やついでの折に材料を採取することができる。取る権利も得やすい。保管場所も十分あるだろうし、作業場所もとりやすい。土やほこりにまみれたり水浸しになっていいような場所が、山里の屋敷にはたくさんある。不要になった部分を捨てるにも、燃やしたり、裏山にポイっと捨てたり、簡単にできる。
こんな籠作りを山里の女性たちがこぞって始めたら素敵だ。
ぜひ見せたいと思う。
*会場では販売もしている。こういう手づくり籠にしてはお値打ちなお値段だと思う。
環境ブログ多数あります▼にほんブログ村へ
田舎暮らし体験談は▼にほんブログ村へ
中区役所(中日ビル東)1階のギャラリーで、27日まで。
かごの素材で最もオーソドックスなのは、日本では、竹。
それから、アケビ、フジ、ツヅラフジ、アマヅルなどのつるや、ヤナギの枝。
清水さんはこれらに加えて、樹皮を多く使っている。サクラ、クルミ、ナラ、カラムシなど。それに筍の皮や草、稲わら(今回はこの作品はない)なども取り入れる。
取っ手には、栗の太枝やフジの太いつるなど、形の面白いものを使い、自然の趣いっぱいでかつお洒落な作品ばかりだ。
見捨てられている山の見捨てられている素材を使って、暮らしに生かせるものがたくさん作れるということを、改めて見せ付けられ、心洗われるような思いだった。そんなことは頭で分かっていても、実際に形にして提示できているということはすごい。
作品はどれも素敵だが、清水さんは、作品の芸術表現以上に、山の資源を生かすということに思いを持っておられる。
決まりきった材料に安住するのではなく、清水さんご自身が考え、試して、材料の開拓をされているのだ。
籠作りで一番手間のかかるのは、材料の採取。清水さんは山の人ではないので、材料のある場所を見つけるのにも相当苦労されているだろう。それから材料の整理にも大変な時間がかかる。つまり、汚れたところや要らないところを取り除いてきれいにし、そろえて保管するという作業。かなり本気にならないとできない。実際に籠を編む時間は、それらに比べると、あっという間である。もちろん、清水さんのような独創的なものを作ろうと思えば、デザインを考えたりそれを表現するテクニックを考えたり試行錯誤することにも、それなりの時間がかかっているだろう。
これを都会の人が行おうと思えばかなり大変だ(清水さんはある意味都会の人だ)。しかし、山里に住んでいれば、うんとやりやすくなる。ちょっと空いた時間やついでの折に材料を採取することができる。取る権利も得やすい。保管場所も十分あるだろうし、作業場所もとりやすい。土やほこりにまみれたり水浸しになっていいような場所が、山里の屋敷にはたくさんある。不要になった部分を捨てるにも、燃やしたり、裏山にポイっと捨てたり、簡単にできる。
こんな籠作りを山里の女性たちがこぞって始めたら素敵だ。
ぜひ見せたいと思う。
*会場では販売もしている。こういう手づくり籠にしてはお値打ちなお値段だと思う。
環境ブログ多数あります▼にほんブログ村へ
田舎暮らし体験談は▼にほんブログ村へ