山里ひぐらしの小径

木曽路の入り口、岐阜県中津川市から
人と自然とのかかわりをテーマに、山里、植物、離島など。

Tana Toraja ヤシの葉柄

2008-08-04 | 植物利用
昨日のほうきの続きです
この種類のヤシの葉柄は、断面が角丸四角形の整った形をしていて
なかなかの良い素材だと思いました。
ほうき以外の利用法は知りませんが、ほうき用に切り落とした部分で、菜箸が作れそうです。ワインを作るヤシなので、多分毒性はないでしょう。
持ち帰りたかったけれど、荷物が増えてキリがないのでやめました。
宿に菜箸としてプレゼントしたかったけれど
残念なことにインドネシア人は箸を使わないのです。
ほかにもいろいろなクラフトができそうでした。

Tana Toraja すぐれもののほうき

2008-08-03 | 植物利用
インドネシア、スラウェシ島の、竹ぼうきならぬヤシぼうきです。
荒物屋さんの店の前で売っているところ。

ある種のヤシの葉脈(側脈)で作ります。
弾力があって、特に草地の上のゴミなんかを掃くときには、ものすごく掃きやすいのです。
ナタで葉脈から葉の部分をそぎおとし、ひもで縛るだけです。

ヤシを多用する国だけあって、この葉脈の部分を表す語もあります。
Lidi といいます。

私も野山でこのヤシの葉をゲットして、宿でほうきを作りました。
雨の日、ずぶぬれ・どろどろになりながら、バイクタクシー(Ojek)のおっちゃんと葉っぱ拾ってきたのです。

Tana Toraja シダの炒めもの

2008-08-01 | 植物利用
インドネシア スラウェシ島の食べ物ネタの続きです。

レストランや食堂のメニューはきわめて変化に乏しいのですが
パキスというシダの炒め物は、レストランの定番です。
やわらかくてとてもおいしいものです。
市場でも束にして売っていました。

道端でパキスがどのシダか現地のガイドに教えてもらいました。
それほどざくざくあるものでもないですが、探せばあるという感じです。
おそらくあるところには大量にあるのでしょう。

ワラビそっくりのシダがたくさんあったのですが
それは食べないということでした。
ワラビ同様に、山を伐採後焼畑した跡に一面に生えているのをよく見かけました。

Pakis (at Mart's Cafe)