2月11日(木)、朝から雨。
いつの間にか「ウン十何回目かの誕生日」が過ぎておよそ2週間が経ちます。
その当日、本人は一瞬思い出しましたが、取り立てて言うほどのことも無いので、すぐに忘れてしまいました。
本人も忘れているくらいですから、家族ももちろん忘れているようです。
若い現代人と違って、この年代の者は、大方そんなものでしょう。
「トヨタのリコール問題」。
小生はプリウスに乗ったことはないので詳しくはありませんが、一連の「記者会見」や「対応の仕方」を見聞きしていると、何か社内全体で「安全第一の心」と「ユーザーへの真摯な態度」が薄いと感じました。
具体的には「なぜタイムラグをこれまでの0.40秒のところを0.46秒に設定したのか」。今回の問題はここなのですが、説明はありません。
「安全」よりもっと重視すること(例えば燃費性能重視)があったと言うことなのでしょうか。
ソレニシテモ、「ユーザーの感覚の問題・・」とか、「これからも安全に第一に努めます・・」との記者会見には、問題を言葉で糊塗しようとするような違和感を感じます。
「危機対応」への拙さが目立ったこの一週間でした。
ーーーーー
朝から雨が降ったり止んだり。昼前から本格的な雨。
昼前、外気温は5℃でしたが、湿度65%と漆にはちょうどいいので、「彫り」にキリをつけて、昼前から「チェスト」2台プラス1台合計3台の拭き漆をしました。
拭き漆した「チェスト」は、そのまま戸外に放置して、夕方、乾き具合をチェックすると、
ほとんど乾いた状態になっていて、一晩、そのままで乾かすことにしました。
写真は、小生の黒い指。
先ほど風呂に入って出たところを自分で撮影しました。
拭き漆は軍手で作業したのですが、親指と人差し指の先が黒く染まってしまいました。
当分は、黒いままです。
ーーーーー
先ほど「オークションに出ている駒箱は、熊澤さんの駒箱ですか」と、お尋ねの電話がありました。
確かめてみると、そのとおり、懐かしい駒箱でした。
「駒づくりを楽しむ会」を始めてまもなくの昭和53年頃から60年にかけて、「会」で頒布していたものです。
値段は、確か4500円。30年前の価格です。
設計は小生。木目や細かな細工にも注意して某所で作らせて、材料は「一位(イチイ)」。別名「アスナロ」とか「オンコウ」とも言います。
一回の発注量は、大きなダンボールに満杯の50個ほど。それを2年おきくらいに4~5回作らせていましたので、全部で200くらいは作ったでしょうか。
普通「一位」は、年代が経つと茶色がどんどん濃くなってゆきます。
オークションの写真を見ると、色はあまり変化していないので、外箱に入ったまま光が当たらない状態で保管されていたようです。
「一位」で思い出したことがあります。
昔の衣冠束帯の正装時に、左手で持つ「笏(しゃく)」と言う道具があります。
木材で作った長さが2尺足らずの平たい板状のものですが、この「イチイ」で作られた笏は、位が「一位」の人だけしか許されなかったところから、「一位」と呼ばれるようになったと聞いています。
あるとき、灘蓮照九段が「一位の笏が欲しい」とのことで、同じところで2本作ってもらって差し上げました。
灘先生は、確か、どなたかに「渡したい」と言っておられて、2本のうち1本をその方用に、あとの1本は灘先生自身の手元にとの配慮でした。
それから、もう30年が経ちました。
では、また。
いつの間にか「ウン十何回目かの誕生日」が過ぎておよそ2週間が経ちます。
その当日、本人は一瞬思い出しましたが、取り立てて言うほどのことも無いので、すぐに忘れてしまいました。
本人も忘れているくらいですから、家族ももちろん忘れているようです。
若い現代人と違って、この年代の者は、大方そんなものでしょう。
「トヨタのリコール問題」。
小生はプリウスに乗ったことはないので詳しくはありませんが、一連の「記者会見」や「対応の仕方」を見聞きしていると、何か社内全体で「安全第一の心」と「ユーザーへの真摯な態度」が薄いと感じました。
具体的には「なぜタイムラグをこれまでの0.40秒のところを0.46秒に設定したのか」。今回の問題はここなのですが、説明はありません。
「安全」よりもっと重視すること(例えば燃費性能重視)があったと言うことなのでしょうか。
ソレニシテモ、「ユーザーの感覚の問題・・」とか、「これからも安全に第一に努めます・・」との記者会見には、問題を言葉で糊塗しようとするような違和感を感じます。
「危機対応」への拙さが目立ったこの一週間でした。
ーーーーー
朝から雨が降ったり止んだり。昼前から本格的な雨。
昼前、外気温は5℃でしたが、湿度65%と漆にはちょうどいいので、「彫り」にキリをつけて、昼前から「チェスト」2台プラス1台合計3台の拭き漆をしました。
拭き漆した「チェスト」は、そのまま戸外に放置して、夕方、乾き具合をチェックすると、
ほとんど乾いた状態になっていて、一晩、そのままで乾かすことにしました。
写真は、小生の黒い指。
先ほど風呂に入って出たところを自分で撮影しました。
拭き漆は軍手で作業したのですが、親指と人差し指の先が黒く染まってしまいました。
当分は、黒いままです。
ーーーーー
先ほど「オークションに出ている駒箱は、熊澤さんの駒箱ですか」と、お尋ねの電話がありました。
確かめてみると、そのとおり、懐かしい駒箱でした。
「駒づくりを楽しむ会」を始めてまもなくの昭和53年頃から60年にかけて、「会」で頒布していたものです。
値段は、確か4500円。30年前の価格です。
設計は小生。木目や細かな細工にも注意して某所で作らせて、材料は「一位(イチイ)」。別名「アスナロ」とか「オンコウ」とも言います。
一回の発注量は、大きなダンボールに満杯の50個ほど。それを2年おきくらいに4~5回作らせていましたので、全部で200くらいは作ったでしょうか。
普通「一位」は、年代が経つと茶色がどんどん濃くなってゆきます。
オークションの写真を見ると、色はあまり変化していないので、外箱に入ったまま光が当たらない状態で保管されていたようです。
「一位」で思い出したことがあります。
昔の衣冠束帯の正装時に、左手で持つ「笏(しゃく)」と言う道具があります。
木材で作った長さが2尺足らずの平たい板状のものですが、この「イチイ」で作られた笏は、位が「一位」の人だけしか許されなかったところから、「一位」と呼ばれるようになったと聞いています。
あるとき、灘蓮照九段が「一位の笏が欲しい」とのことで、同じところで2本作ってもらって差し上げました。
灘先生は、確か、どなたかに「渡したい」と言っておられて、2本のうち1本をその方用に、あとの1本は灘先生自身の手元にとの配慮でした。
それから、もう30年が経ちました。
では、また。
駒の写真集
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