詩と短歌集/photo poem 雪割一華(ゆきわりいちげ)

写真短歌・写真俳句・写真詩・随筆散文・陶芸の話など自由気ままに書いています。  

秋の陽/嫁菜

2017-10-10 | 俳句


<秋の陽/嫁菜>

秋は静かに動いて行く。空にも、道端にも。田んぼのあぜ道には嫁菜やえのころぐさが
揺れ透明な空気が辺りに満ちる。この空気の中淡藤色の嫁菜の花は目立ちもせず風景に
溶け込んで季節の移りを見送っている。

藤色の薄い色を薄藤さらに薄い色を淡藤色という。日本画岩絵の具の白(びゃく)に
近い色目である。
コメント (2)
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