<花筵/はなむしろ>
姫路城の桜は量が多いので満開を過ぎた今、散る花びらの量も
半端でない。 うすいピンクの敷物を打ち広げたように地面を
覆いつくす。散った花びらを踏まぬように歩くどころの騒ぎで
なく、ここでおにぎりを食べている方々はまさに至福の空間に
漂っておられることだろう。そんな所に真っ赤な落ち椿が身の
置きどころを見つけ静かに横たわっている。
<花筵/はなむしろ>
姫路城の桜は量が多いので満開を過ぎた今、散る花びらの量も
半端でない。 うすいピンクの敷物を打ち広げたように地面を
覆いつくす。散った花びらを踏まぬように歩くどころの騒ぎで
なく、ここでおにぎりを食べている方々はまさに至福の空間に
漂っておられることだろう。そんな所に真っ赤な落ち椿が身の
置きどころを見つけ静かに横たわっている。