詩と短歌集/photo poem 雪割一華(ゆきわりいちげ)

写真短歌・写真俳句・写真詩・随筆散文・陶芸の話など自由気ままに書いています。  

墨絵のような柿ひとつ

2019-12-16 | 俳句

<墨絵のような柿ひとつ>

初冬の晴れた日絵になるもの「枯れ枝に残された柿の実」。柿の枝は屈折が多く

宮本武蔵の墨絵を見ているような趣がある。筆の勢いそのままの様に折れ曲がり

残った熟柿がとてもアクセントになっている。子供の頃から柿の実は「小鳥の分

」として必ず一つは残すようにと教えられた。そうしないと次の年実がつかない

と・・・これは多分欲張ってはいけない、そしてこの実を食べた小鳥がよその地

へ種を運んでくれ新しい生命を育ててくれるという先人たちの知恵なのだろう。


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