行く川の流れ

花・鳥・旅行写真日記

北陸・能登の旅6 (白米の千枚田)

2013-12-09 20:00:49 | 風景


強い雨が降る中、白米(しろよね)千枚田の展望台、
千枚田ポケットパークに3時前に着きましたが
山と荒海に囲まれた千枚棚田はもう日が暮れたように見えます。


日本海を臨む急斜面に
1000枚以上の小さな田が並ぶ、棚田です。
最も小さな田は0.2㎡、
計算すると1畳の1/9ほどの面積になります。


日本に数ある棚田の中でも最も有名な棚田であり、
FAOによる世界農業遺産「能登の里山里海」の象徴的存在になっています。
実は、能登に来た目的の一つはこの棚田を見るこにありました。


画面が暗すぎるかなと思い、
露出を+0.7に調整して、同じような場所写して見ました。
3時の時点では、実際はこんな感じでした。
本当に海がすぐそばに迫っています。
塩害に強い品種が選ばれているものと思いますが、
塩の稲に対する影響が心配になります。


棚田は平地の少ない日本で農地を確保する必然的な知恵と思われますが、
大雨時の洪水や地滑りを防ぐ、ダム的役割を果たし、
多種多様な生物の生存環境を提供して、
生物多様性の維持などの環境保全にも重要な役割を担っていると言われています。


この時期の白米(しろよね)千枚田の売りは
夜のイルミネーション、「あぜのきらめき」です。
2万個のLEDを使って、千枚田を飾っています。
このLED、太陽光発電だそうです。
塩害に弱いソーラーLEDを
いろいろ工夫、知恵をこらして使っているのが
環境保全の役割を担う棚田として、素晴らしいことです。
実は、ホテルにチェックイン後、
強い雨の中、慣れない道を運転して、
このイルミネーションを見に、夜再びやってきたのです。
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