行く川の流れ

花・鳥・旅行写真日記

美しい金属光沢、タマムシとアオメアブ

2015-08-18 20:00:32 | 昆虫
昆虫には美しい色のものが多く見られます。
その中でも(ヤマト)タマムシは
金属光沢の緑色の地に紅色の帯、
日の光に輝くその姿は最も美しい虫といえます。


なかなか見ることができないと思っていたタマムシですが、
いるところにはいる、集まるところには集まるようで、
樹上を何匹も飛びまわっていました(8/15)。


樹はエノキです。
エノキの葉はタマムシの食草なのです。


贅沢にタマムシが3匹、
一か所にかたまってとまっていました。
しかし、この3匹の関係は。


タマムシの飛翔姿を撮ろうと
何回かシャッターを押してみましたが
動きが不規則でなかなかファインダーに収まってくれません。
ピントもうまくあいません。


アオメアブ。
最強の昆虫といわれるシオヤアブと同じムシヒキアブ、
甲虫やハエ、アブなど、ほかの昆虫を捕らえて体液を吸います。
この虫も緑色の鮮やかな複眼が特徴です。


上とは別の個体、
複眼の緑色が名の由来ですが、
見る角度によってその緑色と赤色の割合が変わるようです。
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紅い果実、8月

2015-08-17 20:00:22 | 花,植物
8月15日、
春に咲いた花が早くも紅い果実となっていました。


ミズキ科ヤマボウシ。
まだ青い実もありますが、
早くも紅くなった実がたくさんなっています。


ヤマボウシ、
花はハナミズキに似ていますが
果実はかなり違います。
この集合果、食べられます。
甘酸っぱく、おいしいのです。


モクレン科コブシ。
街路樹のコブシにも果実がたくさんつき、
薄紅色に染まりはじめました。
コブシの名はこの実が握り拳に似ているのが由来です。


こちらは低木、
そして葉先が丸く見えます。
花を見ていないので自信がありませんが
シデコブシのようです。
コフシとよく似た袋果です。
熟すると割れて、赤い種子が現れます。


ミツバウツギ科ゴンズイ。
万緑の雑木林に紅色が目立っています。
花ではなく、ゴンズイの果実です。


この袋果もやがて真っ赤に熟すると裂け、
光沢のある黒い種子が現れます。


ミカン科サンショウ。
この果実も赤褐色に熟し、
裂けると黒い種子が現れます。
香辛料の粉山椒は種子ではなく、
果実の皮を粉末にしたものだそうです。
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ミヤマカラスアゲハ、カラスアゲハ

2015-08-16 20:00:47 | 昆虫
山地の渓流沿いなどに見られると
記載されているミヤマカラスアゲハ、
筆者の住居(東京稲城)近くで見るのは難しいと思っていました。


城山公園の散歩道、
ヤブヤンマが産卵していた小さな池の横から
黒い揚羽蝶が飛び立ちました。


しばらく、じっとしていると
池横の砂地に再びとまりました。
吸水活動中のようです。
広げた翅一面から美しい青色が見えます。


翅表に青色の輝きの強い帯が認められます。
これはカラスアゲハではなく、
ミヤマカラスアゲハの特徴です。
翅が傷んでいるのが残念ですが
初撮りのミヤマカラスアゲハ♂です。
吸水活動をするのはほとんどが雄だそうです。


こちらは6月下旬撮影のカラスアゲハ、
翅を広げてとまっていて、
直ぐ近くに寄れました。


上と同じ個体、
こちらも多分♂と思われますが、
ミヤマカラスアゲハと比べると
青色の輝きが弱いことがわかります。
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マユミ果実とキバラヘリカメムシ

2015-08-15 20:00:37 | 昆虫

8月、果実が大きく育ったマユミの樹、
眼を凝らして探すと、
お腹が黄色のカメムシ、
キバラヘリカメムシが見つかります。


背中はこげ茶色、
腹部側面が黄色と黒の縞模様、
脚は途中まで白、そのあとは黒色、
触角の先端部が赤と色彩豊なカメムシです。


図鑑によると4月~11月まで生息するカメムシ、
この間に何回かの発生があるようです。
マユミやニシキギなど、
ニシキギ科の果実を食餌します。


果実が少ない樹では
その上に乗り、
所有権を主張しているようです。


実に乗るのではなく、
しがみついているのは
背中部分の2つの出っ張り、
キバラヘリカメムシの幼虫です。


最後に、
マユミの葉の上にもいました。
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シンテッポウユリ、カノコユリ

2015-08-14 20:00:57 | 花,植物
テッポウユリとタカサゴユリの
交雑種とされるシンテッポウユリ、
もともとは観賞用と栽培されていましたが
種子繁殖力が強く、野生化が急激に広がっています。
7月下旬~8月、住宅地の道端などに
野生にしては美しい白い花を咲かせます。


8月初旬、芙蓉の花とほぼ時を同じく、
蕾を開いたシンテッポウユリです。


道端に丈を伸ばし、、
花をたくさんつけたこの個体、
花筒に薄らと紅色の筋が見られます。
タカサゴユリはこの紅色が明白にあります。、


夕立ちに濡れた
咲いて間もないシンテッポウユリ、
花にまだ青さが残っています。


民家の垣根の内側、
道路に向いて花を開いていました。
黄色い花粉が白い花を汚し初めています。


カノコユリ、
九州や四国には自生しているものもあるそうですが
基本的には栽培されているもの、
この百合は野生化し広がることはないようです。
白地に紅色の鹿のこ模様の美しい花です。


最後にインドハマユウ。
百合ような花ですがヒガンバナ科の多年草、
白花でをよく見ますが、
薄いピンク色が咲いていました。
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真夏の花畑そして蝶

2015-08-13 20:00:43 | 花と虫
真夏に咲く花と
そこに現れた蝶、
真夏の花畑で写した1ページです。


真っ赤な百日草に
ヒメアカタテハがとまりました。


紅いセイヨウノコギリソウに来たのは
ツマグロヒョウモン♀。


ツマグロヒョウモン♂もいました。
花は開き始めの百日草のようです。


これもツマグロヒョウモン♂、
やはりピンクの百日草に翅を閉じてとまりました。


同じピンクの百日草に
アオスジアゲハもやってきました。
真夏は花の少ない時期、
百日草は7月~9月まで咲き続ける貴重な蜜のようです。


アゲハチョウ(ナミアゲハ)も
白い百日草にやってきました。
翅も胴体も、全体がやけに白ぽいアゲハチョウです。


小さなセセリチョウ、
イチモンジセセリも花から花へと
飛びまわっていました。
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アカボシゴマダラ、サトキマダラヒカゲ、ジャノメチョウ

2015-08-12 20:00:05 | 昆虫
東京でも37.7℃を記録した8月7日、
日を避けて、丘陵の林間に入りました。


タテハチョウ科アカボシゴマダラ、
この蝶にも低地は暑過ぎるのでしょう、
1時間ほどの間ですが、
避難するように山の木陰にいるもの、
数匹に出会いました。


本来は日本では奄美諸島のみに分布する蝶。
しかし、放蝶されたと思われる大陸由来の個体群が
関東地方を中心にかなりの勢いで広がっています。
在来のゴマダラチョウにはほとんどお目にかかりませんが、
ここ稲城でもこの蝶には毎日のように出会います。


タテハチョウ科サトキマダラヒカゲ。
低地から低山地に普通に見られますが
それも森林周辺でのみ、市街地には現れません。


薄暗い林間道を歩くと
オレンジ色の翅表を見せて
サトキマダラヒカゲが地面近くから飛び立ち、
また直ぐにとまります。


タテハチョウ科ジャノメチョウ。
サトキマダラヒカゲと同じような大きさで、
同じような環境に見られます。


ジャノメチョウの名のわりには
小さな地味な蛇の目模様
シックな色合いの蝶です。


タテハチョウ科テングチョウも
翅を広げて木陰に休んでいるようでした。
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ムラサキシジミ、ウラギンシシジミ

2015-08-11 20:00:14 | 昆虫
猛暑の8月に写したシジミチョウ2種、
翅表の色が美しく、
シジミチョウにしては大きめなど、
共通点も多いこの2種です。


ムラサキジミ、
成虫で越冬し、
年3、4回の発生があり、
平地の林縁などのやや暗い場所に
よく見られるシジミチョウです。


翅裏は一般に茶色と表現されますが
個体差なのか環境による差なのか
その茶色にも幅があります。


なかなか翅を広げてくれませんが
翅をひろげると鮮やかな青紫色、
その周囲を黒褐色で縁取られている翅表が現れます。


この蝶、
花にとまっているるのを見たことがありません。
成虫が主に何を摂取しているかは
よくわからないそうです。


ウラギンシジミ♂、
翅裏は純白色、
翅表は濃茶の地に雄がオレンジの紋、
雌は薄水色の紋があります。


ウラギンシジミ♀
この蝶も成虫で越冬するため、
晩秋や早春にも見ることがあります。
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夏草の花2

2015-08-10 20:00:38 | 動物
昨日に続いて
猛暑の8月初旬、
野山に見つけた夏草の花たちです。


ムクロジ科フウセンカズラ。
畑道に野生化し、風船がたくさんなっていました。
花は小さな白花です。


ヤブラン、
山道に花を開いていました。
栽培されているものは花穂が複数見られますが、
自生のものは大概1,2本、
その花穂に紫色の小さな花をたくさんつけます。
ランの名がありますがラン科ではなく、
ユリ(キジカクシ)科だそうです。


アカネ科ヘクソカズラ。
つる性の多年草、家の庭などで
つるが様々なものに絡みつき厄介な草ですが
花は美しい色、造形をしています。


白いニラの花に紅いベニシジミがとまっていました。
道端や草地によく見られる夏から秋の草の花ですが
野菜として栽培もされており、
野に見られるものは栽培していたものが逃げ出し広がったものか
真に野生のものなのかはわかっていないそうです。


ママコノシリヌグイとヤマトシジミ。
タデ科のこの花、
トゲソバの別名があるように茎にびっしりと棘があります。
実際にはそんなことがなかったと思いますが
継子いじめにこの草で尻を拭いたことが名になっています。
6月~9月まで、長い間、花が咲いています。


サクラソウ科ヌマトラノオ
花は盛りを過ぎていましたが水辺に白い花を伸ばしていました。
オカトラノオが花穂を垂れるのに対し、
こちらは直立します。


同じく、水辺に見つけたセリ科セリの花、
春の七草の一つですが
花は7月~8月、真夏に咲きます。

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夏の草の花1

2015-08-09 20:00:58 | 花,植物
7月下旬から8月初旬、
野山に撮った草の花を集めて見ました。


クズ、7/29。
野原や林縁などにはびこるつる性の大型多年草蔓、
秋の七草の一つですが、
7月下旬から花が見られます。


アメリカホド、7/29
山の畑道に見つけたこの花、とこかクズに似ています。
調べてみると、
マメ科アピオス属アメリカホド(イモ)、
属名のアピオスとも呼ばれます。
ネィティブ・アメリカンが栽培し、
地下茎の芋を重要な食糧にしていた植物です。
日本でも青森県で栽培されているそうです。


オミナエシ、7/28。
これも秋の七草の一つ、
今は自生しているものは少なく、
この花も植えられたものと思われます。


オトコエシ、8/7。
山道に花を開き始めていました。
こちらは山野の日当たりのよいところに普通に見られます。
オミナエシ(オンナエシ)の黄色の花に対して、
こちらは白い花です。


キキョウ、8/1。
田んぼ横の草原に一輪のキキョウを見つけました。
キキョウも秋の七草の一つ、
昔は山野に自生していましたが
今はほとんど自生のものは見られないとのこと、
これも広い意味では自生といえますが
栽培のものがこぼれたものと思われます。


ダイコンソウ、8/1。
山地や丘陵の林縁に見られるバラ科の多年草です。
黄色の5弁花もきれいですが、
花の後の丸い果実が印象的です。


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