五十の手習い足払い

五十歳を過ぎて始めたブログももう何年目?
山梨に住む新しモノ好きのオヤジが自分の趣味や日々の暮らしをつづります。

魚のいる池

2012年04月05日 | 日々のつれづれに
午前中、コンサルタントを行った会社を訪問しました。
年度が替わって、今期の方針などを打ち合わせるためなのですが...。

先方の社長さんなどといつも話題に上るのは「今ある製品をどの市場に向けて出すべきか」ということです。
この場合の市場というのは、業界というのとは若干異なった意味合いを持ちます。

中小企業ではなかなか新商品を開発するというわけには行きませんので、極力現在の製品ラインナップで勝負せざるを得ません。
ではどの市場に出すべきか。

単純に考えれば、成長産業が有望なのは明らかです。
購買力は豊かだしこの先の成長性も大きい。

ただし、当然ながら参入を目指す企業もたくさんあり、競争は激しいものが予想されます。
そういう中で資金力に限りのある中小企業が勝ち抜くのは容易なことではありません。

ならば、できるだけ大手といわれる会社や競合相手が少ないところを目指す方がいいのではないか。
まさに「人の行く裏に道あり花の山」。

例えば斜陽産業といわれている業界でも、中には元気のある部分があるはずで、そういうところにはニッチであっても有望な市場があるはずだろうというわけです。
また、すでに“下り坂”と思われている商品でも発想を切り替えて、思いもよらないところで思いもよらない使われ方をすることもあるかもしれません。

難しいけれどもそういったところを狙っていかないと勝ち目はないのかな。
そんな話をいつもします。

わかってはいるんだけれど、現実問題となると乏しい資源(リソース)を投入する場所としてそこがふさわしいか否かの判断は難しいですね。
何度も話合いをして、知恵を出し合っていかなければと思いました。

※写真はお昼に立ち寄ったラザウォーク甲斐双葉店(甲斐市)の和食店「暖家」の“春のいろどり海鮮御膳”。生しらす、桜海老、かつお、ふき、などの季節の食材を使ったご飯(ミニうどん付き)で、けっこう美味しかったです。
コメント
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