五十の手習い足払い

五十歳を過ぎて始めたブログももう何年目?
山梨に住む新しモノ好きのオヤジが自分の趣味や日々の暮らしをつづります。

みつまた

2014年08月29日 | 市川三郷百景
国道140号線から新田橋を通って市川三郷町の市外に入る道沿い。
JA西八代の建物の前にある植え込みは、今もやもやとした植物が生えています。

実はこれ、「みつまた」という植物です。

「こうぞ」と並んで和紙の原料になることでご存知の方も多いのではないでしょうか。

市川三郷町は和紙と花火の町。
それで、和紙の原料となる「みつまた」を町役場近くの植え込みに使っているのです。

「こうぞ」や「みつまた」の茎(くき)を煮て柔らかくし、たたいて潰し、繊維分を取り出して漉(す)くと和紙が出来上がります。
市川三郷町に住む手漉き職人の豊川さんの指導で、地元の小学生は自分の卒業証書を自分で漉くのです。

「みつまた」の名前の語源は、この植物が常に3つに枝分かれしているところからきたもの。

「みつまた」は春先に薄い黄色の花を付けます。
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