五十の手習い足払い

五十歳を過ぎて始めたブログももう何年目?
山梨に住む新しモノ好きのオヤジが自分の趣味や日々の暮らしをつづります。

玉串奉奠

2014年08月05日 | 日々のつれづれに
「たまぐしほうてん」と読みます。
神式のお葬式の場合に焼香の代わりに行う儀式です。

今夜、知人の奥様の通夜祭に行ってきました。
神式なので、普段のお焼香とはやり方が異なります。

一番違うのは係の人から玉ぐしを受け取って、それを神前に供える玉串奉奠。
ものの本にはこう書かれています。

1.神官に一礼し、神官または係員から玉串を受け取る。その際、右手で根元を軽くつまみ、左手で葉を支えるようにする。
2.神官と遺族に一礼し、胸の高さに持ちながら、玉串案(台)の前に進み、2~3歩手前で止まる。
3.肘を張るようにして、両手で玉串を顔の前に掲げる。
4.なおって、玉串案の前まで進み、右手で持っている根元を手前にして、玉串の根元を自分の方に向ける。
5.左手を沿うように根元を持ち、右手を上に持ち替える。 
6.玉串を右回りに半回転させて、根元を向こう側に向けてから玉串案に置く。
7.正面を向いたまま一歩下がって二礼し、二回拍手(音を立てないように)を打って、再び一礼する。
8.後ろ向きに2~3歩下がって、遺族に一礼、神官に一礼して終了。

よく「二礼二拍手一礼」といいますが、「例」というのは深く体を折り曲げて頭を下げること。
拍手は「しのび手」といって音を立てないで手を合わせます。

また、浅く頭を下げることは「揖(ゆう)」といって、神式の中には「一揖一礼二拍手一礼」というのもあるそうです(知らなかった)。

香典袋の表書きは「御玉串料」「御榊料」「御神前」などと書きますが、仏式と同じ「御霊前」でもよいとのこと。
ただし、浄土に行くわけではないので蓮の花の柄は避ける必要がありますね。