五十の手習い足払い

五十歳を過ぎて始めたブログももう何年目?
山梨に住む新しモノ好きのオヤジが自分の趣味や日々の暮らしをつづります。

町内の道祖神(1)

2016年01月15日 | 市川三郷百景
市川三郷町内には道祖神がたくさんあります。
何回かに分けて、それらをご紹介します。

道祖神というのは、いわゆる道ばたの神様で、古くは村々のあちらこちらに建てられ、外からの厄災が入ってくるのを防ぐと信じられていました。
今では子孫繁盛や交通安全の神様としても信仰されています。

道祖神の形はいろいろあるようですが、町内にある道祖神の多くは双体道祖神といって、一対の男女の形をしているもので、今回ご紹介するものはすべて双体道祖神です。

まずは、「落合の道祖神」。
このあたりは昔、芦川と笛吹川、鳴沢川が合流したことから起きた地名で、正式には「おちあい」と呼ぶのでしょうが、町民は「おちゃあ」と呼んでいます。

落合の道祖神は、地蔵尊のかたわらにひっそりと祀られています。



落合の地蔵尊・道祖神のある場所は、本通りと新道と呼ばれる南線通りの間の古い細い道です。
町の整備事業で整備されたため、ご覧のような真新しい石碑が立てられています。




次は、同じ道を少し上ったところにある「春日町の道祖神」。
やはり単独ではなく秋葉様(防火の神様ですね)の社(やしろ)の隣に祀られています。



表面がほとんど擦り切れてしまったような道祖神で、作られた年代はわかっていません。
道祖神と秋葉社は、今でこそ同じ場所にありますが、ずうっと以前は別々の場所に祀られていたのかもしれません。




最後は、「出口の道祖神」と呼ばれる五丁目にある道祖神。
本通りの北側、通称「中北の通り」と呼ばれる道の十字路にあります。



「出口の道祖神」は、文化五年(1808年)に作られたことがわかっているそうです[※]。

14日は小正月。
道祖神の前には、繭玉が飾られていました。




※「甲州・市川のまちづくり読本」より
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