郵便局に行こうと、町内の路地を歩いていたら空き地に出くわしました。
50年以上も前に私が通った理髪店があった場所です。
80歳を過ぎても現役だった主人が亡くなったのは半年くらい前、だったでしょうか。
まだ若い時分の主人の姿を思い出します。
鋏を持つ手さばきとか、なめし皮のようなもので剃刀を研ぐ姿、そして白い陶器製の髭剃りクリーム入れを持った手つきとか...。
結婚してからは、妻に髪を切ってもらっています。
私が床屋さんに行かなくなってから約40年になります(正確には39年)。
年に6回行くとして、1回の散髪代が3,500円とすると40年間で、えーと。
(今の散髪代がいくらなのか、全く知りませんが)
妻には頭が上がりません、はい。
元理髪店があった場所は思ったよりも広いものでした。
昔はずいぶん狭いイメージがあったのですが。
写真ではわかりませんが、細い道路に面しているので、実際には店舗を建てるのは難しかろうと思います。
理髪店の、あの赤と青の線がくるくると回るディスプレイ、最近はめっきり見なくなりました。