東京の郊外は、早朝よりどんよりとした曇り空だった。
散髪屋(理髪店)に行き、さっぱりした後、川沿いの遊歩道を歩く。
世間では昨日までで、ゴルーデン・ウィークの休暇も一段落したようで、
人気(ひとけ)が少なかった。
そのうち、雨が降ってきた・・。
家に帰り、庭先を見詰めていたら、樹木が雨を受けて、若葉の枝は重そう受け止めていた。
雨の中、静寂なひとときである。
♪静かな雨 並木の雨
と何気なしに唄った・・。
そばにいた家内が、
『カァーン!』と笑いながら言った。
『NHKの《のど自慢》だって、もう少し、唄わせるょ・・』と私は言った《笑》
♪あなたを待つ 胸に降る
流れる唄 懐かし唄
夢をささやく あのメロディー
『カァーン!』と家内は又言った。
♪いつの日にか また逢いみん
溢れくるわ 涙
♪静かな雨 並木の雨
痛む心に しのび泣く
私は最後まで唄った。
家内は人前で唄うのが駄目であるが、台所で鼻歌を唄っている時がある。
家内の父は、人前で唄うのが大好きな人だった。
私達の結婚前後の時、この父から、一曲いきましょう、と唄うのを半強制的させられた。
私はB型であるから、乗れば留まることがなかったので、この父から可愛がられた《笑》
家内の父がこのような人だったので、家内は昭和24年生まれであるが、
戦前の歌まで知っていた《笑》
私が唄った曲は、『小雨降る径』である。
金子由香利が『初めまして』のタイトルで、アルバムを昭和47年頃に発売した。
この頃の私は、シャンソンに熱中していたので、
レコードが擦り切れる位、聴き込んだひとつの曲であった。
これらの愛聴したレコードは、捨てることが出来ず、
レコード200枚が居間のはずれで、ひっそりとしている。
散髪屋(理髪店)に行き、さっぱりした後、川沿いの遊歩道を歩く。
世間では昨日までで、ゴルーデン・ウィークの休暇も一段落したようで、
人気(ひとけ)が少なかった。
そのうち、雨が降ってきた・・。
家に帰り、庭先を見詰めていたら、樹木が雨を受けて、若葉の枝は重そう受け止めていた。
雨の中、静寂なひとときである。
♪静かな雨 並木の雨
と何気なしに唄った・・。
そばにいた家内が、
『カァーン!』と笑いながら言った。
『NHKの《のど自慢》だって、もう少し、唄わせるょ・・』と私は言った《笑》
♪あなたを待つ 胸に降る
流れる唄 懐かし唄
夢をささやく あのメロディー
『カァーン!』と家内は又言った。
♪いつの日にか また逢いみん
溢れくるわ 涙
♪静かな雨 並木の雨
痛む心に しのび泣く
私は最後まで唄った。
家内は人前で唄うのが駄目であるが、台所で鼻歌を唄っている時がある。
家内の父は、人前で唄うのが大好きな人だった。
私達の結婚前後の時、この父から、一曲いきましょう、と唄うのを半強制的させられた。
私はB型であるから、乗れば留まることがなかったので、この父から可愛がられた《笑》
家内の父がこのような人だったので、家内は昭和24年生まれであるが、
戦前の歌まで知っていた《笑》
私が唄った曲は、『小雨降る径』である。
金子由香利が『初めまして』のタイトルで、アルバムを昭和47年頃に発売した。
この頃の私は、シャンソンに熱中していたので、
レコードが擦り切れる位、聴き込んだひとつの曲であった。
これらの愛聴したレコードは、捨てることが出来ず、
レコード200枚が居間のはずれで、ひっそりとしている。