夢逢人かりそめ草紙          

定年退職後、身過ぎ世過ぎの年金生活。
過ぎし年の心の宝物、或いは日常生活のあふれる思いを
真摯に、ときには楽しく投稿

躑躅(つつじ)の咲く寺♪

2005-05-14 17:43:24 | 旅のあれこれ
家内と家内の母と三人で、那須塩原温泉に滞在した。

ときたま三人で旅行をする。

旅行先では家内と家内の母の二人連れで観光周遊をし、
私は一人で散策することが多い。

今回の滞在でも、このパターンにした。

婦女子の観る観光地と私の観る観光地とは、少しの差異があったからだ。

私は事前に下調べをして、その地にゆっくりと観て、感じて、思索したりする。


温泉の繁華街のはずれに、妙雲寺があった。

牡丹(ぼたん)の寺、と別称される寺であり、
牡丹が数多く、庭園、墓地、墓地から里山の中腹まで植わっていた。

大半は蕾から三分咲きであったが、中には満開の華麗な花もあった。
私は牡丹には、華やか過ぎるので余り興味がなかった。
むしろ蕾、一分咲きに、ほのかな色香を感じた・・。

山門から庭園に抜ける時、小川があり、清流が溢れるような勢いで流れていた。
その側に、純白の水芭蕉の群生があり、清純な色合いを湛(たた)えていた。

庭園から墓地にかけて、牡丹の群生の所々に躑躅が咲いていた。
薄いピンクのやしお躑躅、オレンジの花の蓮華(れんげ)躑躅が
七分咲きから満開に咲き誇っていた。
中には紅色した躑躅もあり、私の心を充たしてくれた。

墓地の中心には、池の庭園があり、臨時の茶席があった。

抹茶は避けて、煎茶とお酒を頂いた。
檀家のご婦人方が接客していた。
五十前後のご婦人と話がはずみ、お酒のお替りをした。
このご婦人は、容姿が整い、顔立ちも美人だった。
このとき、草もちを運び入れた娘さんが近ずいてきた。
『この地は、美人が多いですね・・』と私は五十前後のご婦人に言った。
『この子、私の姪っ子です・・』と言った。

帰り際、草もちを二包み買い求め、家内と家内の母へのお土産とした。
コメント (2)
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