夢逢人かりそめ草紙          

定年退職後、身過ぎ世過ぎの年金生活。
過ぎし年の心の宝物、或いは日常生活のあふれる思いを
真摯に、ときには楽しく投稿

改めて、山根基世・女史に魅了され・・♪

2008-03-03 17:20:00 | 定年後の思い
私はテレビに関しては、NHKのニュース、天気予報を観て、
ときおり興味のあるドキュメンタリー番組を観る程度である。

今朝の読売新聞を見ていたら、【くらし 家庭】欄で、
山根基世さんのお品書きで『干しエビ』という明題の記事があり、
このお方には注視していたつもりであるが、
昨年の6月にNHKを退職された、と知った。


私はNHKのある番組で山根基世アナウンサーを視聴し、
好感したのは1885年の頃であった。

その後、この方が初のエッセイとして、『であいの旅』(毎日新聞社)で発刊され、
私は1988年の夏に購入し読んだのであるが、
まぎれない真摯な思いに好感したのである。

そして、『歩きながら』(文化出版局)が1989年の春に発刊されたのを購入したりしていた。

私はこの2冊の本を家内に勧め、
しばらくしてから家内も好感していた。

それからは、NHKの番組でこのお方が出演されたりすると、
『XXちゃん・・基世(もとよ)ちゃんが・・出ているよ・・』
と私は家内に云ったりしていた。

このように山根基世・女史に関して、数年熱愛期間が過ぎると、
ときおり雑誌のエッセイ欄で読んだりし、
相変わらず真摯でお逢いできて、
と思ったりして読んでいたのである。

私がある民間会社を定年退職後、
しばらくして山根基世・女史がNHKの女性初のアナウンス室長となったと知り、
貴女の言動が人一倍真摯がゆえに抜擢された、
と我が事のように喜んだりした。

そして私は長年民間会社に勤めていたつたない経験から、
この頃のNHKは不祥事が重なり、世間から風当たりが強かったので、
NHKの首脳陣が団塊の世代から秘かに人気のあり、
女性の登用で何とか和らげよう、
と思惑はなかったといえなくもないが、
こうしたことを割り引いても、重責のアナウンス室長として、
山根基世・女史は十二分に資格はあると思っていたのである。

その後、私は本屋で、
山根基世・女史の『ことばで「私」を育てる』(講談社文庫)を遅ればせながら知り、
今日に至っている。


今回の読売新聞の記事で、

「世間知らずというか、人知らずだった。
自分のやりたいことを、感情的にならず論理的に、
しかも相手の心に届く言葉で伝えなければ、
人はついてきてくれないことを、
番組をやりながら学びましたね」

と1971年,NHKにアナウンサーとして入局以来の長年の苦楽の成果として、
集積の言葉で語った。

そして、退職後は元同僚のアナウンサー等と有限責任事業組合『ことばの杜(もり)』を設立し、
長年培ったアナウンス技術を生かし、
子供たちへの読み聞かせや日本文学の朗読などの活動を続けている、
と記事に記載されていた。


私はこのお方に関しては、テレビ、本の写真などで、
20代から60代の初めの今日まで、ときおり拝見しているが、
ますます言葉は磨かれ、苦楽の歳月で素敵な表情になった、
と新聞の写真を見つめたりしている。



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今朝、思わず『ハナミズキ』の鼻歌を唄い・・♪

2008-03-03 08:13:00 | 定年後の思い
東京の郊外は、この時節に相応しく、早春の陽射しが射しこんでいる。

先程、庭に下り立ち、白梅、紅梅の満開の花に見惚れたり、
日本水仙の花に微笑んだりしている。

このような情景を見つめたりしていると、


♪薄紅色の可愛い君のね
 果てしない夢がちゃんと 終りますように
 君と好きな人が 百年続きますように

【 『ハナミズキ』 作詞・一 青窈 】


このような歌を唄いだしたのであるが、
どうしてこの歌が私の心から発露されたのだろうか、
と煙草を取り出しながら、思ったりした。


この『ハナミズキ』を最初聴いた頃は、好感する曲程度しか感じていなかったが、
昨年の5月にハナミズキを観た時、
突然、この曲が心に沁みたのである。

私は齢を重ねた63歳の身であるが、
季節の移ろいの情景、女性のしぐさ、言葉に何より魅了させられている。

このような堕落した私であるが、
残された歳月に心に残った情景、思いが齢を重ねるたびに、
いとおしさが深まっている。


この時節、早春の陽射しにつつまれて、
白梅、紅梅、そして日本水仙を見つめたりしていると、
この光景が何時までも、と叶(かな)わぬ夢を見たりしているのである。


♪君と好きな人が 百年続きますように


私は庭を眺めながら綴っているのであるが、
先程、この名曲の『ハナミズキ』を作詞と唄われた青窈さんの字を調べたりした。

窈はヨウと読めるが、意味合いは、
女性のしとやかで美しいようす、
と明示されていたので、『桃の節句』に相応しいかしら、
と私は微苦笑をしている。

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