夢逢人かりそめ草紙          

定年退職後、身過ぎ世過ぎの年金生活。
過ぎし年の心の宝物、或いは日常生活のあふれる思いを
真摯に、ときには楽しく投稿

私は無知だった若者世代の『おゆとり様』・・。

2009-08-18 17:53:05 | 時事【社会】
私は東京郊外の調布市に住む年金生活5年生の64歳の身であり、
先程、ネットのダイヤモンド社のビジネス情報サイトとして名高い【DIAMOND online】を見ていたのであるが、
この中のひとつの記事に於いて、私は無念ながら理解できない若者世代がいたので、驚きながら読み、
そしてため息をしたのである。

この記事は【ライフ・健康】のコーナーで、特集連載の『これが気になる!』で、
今回は【第206回】2009年8月18日に掲載されていた。

【 不況しか知らない若者世代「おゆとり様」が日本の消費を変える 】

と題された記事であり、田島 薫・記者が綴られた記事である。
無断であるが、転載させて頂く。

《・・
消費やレジャーには無欲で、ライフスタイルは等身大かつ自然体……。
そんな若者が増えている。
バブル景気を全く知らず、物心ついてからはずっと平成不況。
ブランド物や車、海外旅行への関心も高くない。
彼らは同時に「ゆとり教育世代」でもあるのだが、
そういった新しい層は「おゆとり様」と呼ばれ、その消費傾向に注目が集まっているのだ。

新学習指導要領によって、ゆとり教育が小・中学校に導入されたのが2002年度。
その頃に中学生生活を送っていた層が次々に成人しているが、
彼らは独自の行動様式を持っている。

●異性よりも同性の友人を大切にする
●休日は自宅でパソコン・テレビ・DVD・ゲーム・音楽・読書などで過ごす
●一人遊びもけっこう好き
●貯蓄を重視する

このように、いわゆる「巣ごもり」と呼ばれるウチ志向が強いことが特徴的だが、
最近の草食系男子にも通じる淡白さも感じられる。

さらに興味深いのは、おゆとり様の母親は「Hanako」などで育ったバブル世代が多いこと。
その薫陶を幼少時から受けてきた上、SPEEDやモーニング娘。などの影響もあって、
早くからおしゃれな洋服に馴染み、今もファッションには敏感だ。

買い物は、ネット通販ではなく店舗での直買いを好み、納得のいく商品をじっくり選ぶ。
少ない予算で自分らしいスタイルでいたいと、
注目するのは、やはりユニクロやZARAといったファストファッション・ブランド。
他人と比較することなく、個性や自分らしさを重視する傾向が強いのだ。

その背景には、生まれた頃からパソコンや携帯があり、
自室にこもって適度なコミュニケーションの距離を保つ「個化」の環境が整っていたことにも起因する。
そんな“純粋培養”ともいえる快適な空間で育まれた感性が、
独自の価値観を生んでいるようだ。

またこの世代には、大手メディアの広告効果が低く、
SNSやクチコミのほうがより有効であるといデータもあり、この世代を物語っているようで興味深い。

どこか脆弱なようでいて、貯蓄にせっせと励むなど、
しっかり者の気質も持つ「おゆとり様」。

今後の日本社会の消費スタイルを変えていくのか。
その存在が、社会に何らかの影響をもたらすのか。
今後も注目していきたいところだ。
・・》
注)記事の原文にあえて改行を多くした。


私は1944(昭和19)年の秋に、東京郊外の農家の三男坊と生を受け、
地元の小・中学校を卒業した後、都会の私立の高校で学び、
大学を中退したのは東京オリンピツクの開催された年であった。
そして、映画青年、文学青年の真似事をしたりした後、
1970(昭和45)年の春に民間の大手企業に何とか中途入社することが出来た。
職場に机を共にしたのは、大学新卒の多く、彼らは団塊世代でもあった。

映画青年、文学青年の真似事をした時代も、
先のみえない日々であったが、お互いに自説を持ち、喫茶店など激論を交わしたりした。
そして、アルバイトなどをしながら、明日はその道でご飯を食べられるように、互いに孤軍奮闘し、
実技は未熟であったが、背伸びした会話も交わしたりしていた。
そして欲しい本などは、一食抜き一週間過ぎお金をためて、やっと購入できた本の数々がある。

そして、遅ればせながら社会人となっても、
机を共にした同僚たちと、熱い思いで、退社後の近くの居酒屋などで、
会話を重ねたりしていた。

この間、恋愛らしきことも多いにしたが、無念ながら失恋が多かったが、
この人といずれは結婚できなければ、と物狂いのようなこともあったりした。

1970年の初めの頃、欲しかったステレオ・セットを購入した時、
月給の6ヶ月分をローンで購入したり、
1980年の初めの頃、パソコン・セットは百万円近くとなったが、
住宅ローンもありながら、何とかローンで買い求めたりした。


いずれにしてもその時の思いは、熱き思いで過ごしてきたので、
昨今の若者の中で、『おゆとり様』の世代がいると教示されても、
サラリーマンを35年ばかりし定年退職後の年金生活の五年生の身としては、
大いに困惑しているのである。

そして余計なおせっかいは承知の上であるが、
社会人となり業務上で難題に対し、死ぬ気で何とかやり遂げようとする言動があるのかしら、
と思ったりしている。




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『小沢氏 どこに導くのか 日本を』・・。

2009-08-18 14:36:59 | 時事【政治・経済】等
私は東京郊外の調布市に住む年金生活5年生の64歳の身であり、
昨夕、調布市選挙管理委員会から『衆議院議員選挙/最高裁判所裁判官国民審査』と明示された、
『投票所入場整理券』在中と明記された郵送物が配達された。

私は今月の30日の日曜日に於いて、衆議院議員選挙が実施されることは、
心では解かっているが、少し困ったなぁ、というのが本音である・・。


日常は買物、散策などの時に季節の移ろいを享受し、
この時に感じたり、或いは思索していることを心の発露として、
このサイトに投稿するのが生きがいのひとつとなっている。

日常の大半は小説、随筆、歴史書、現代史などの読書しているが、
ときおり自宅の居間で映画鑑賞をしたり、音楽を聴いたりしている。

このように過ごし、ときたま小庭を手入れをしたり、
家内との共通の趣味の国内旅行をして、限りなく美しい情景を心に寄せ、
その地の風土、文化などを教示されているつたない身である。


このようにふしだらなひとりであり、もとより私は政治も疎(うと)いが、
テレビのニュースを視聴したり、読売新聞を読んだり、
月刊誌の『文藝春秋』、『フォーサイト』を精読したりすると、
今回の衆院選が気になるので、ときおり7月29日よりこのことに投稿したりしている。

政治に素人の身で無力な年金生活の身なりに、
その時に感じた心情を綴ったりしてきたが、むなしさを覚えたりしている。


私はこのサイトの7月29日に於いて、
【年金青年、民主党の政権公約で危惧すること・・。】
と題して、投稿したりしている。

【・・
私は東京郊外の調布市に住む年金生活の5年生の身であるが、
いつものように今朝のひととき、読売新聞で衆院選の自民党と民主党の政権公約の対比表を読んだり、
苦笑をしたりしている・・。

もとより私は政治も疎(うと)く、何よりも限りなく美しい日本の山川草木に心を寄せ、
そして中年女性以上のしぐさ、言葉に魅了されたりする拙(つたな)い身である。

このようなふしだらな年金生活を過ごしているが、
今回の政権公約の対比表を読んだり、
思わず野球のバッターでたとえるならば、自民党の公約は確実にヒットの打てる三割バッターと感じ、
民主党の公約はホームランを打てる強力バッターで、日本を一新できるかしら、
好感したりした。

そして私はぼんやりと考え、あえて民主党に危惧することは、

①公務員労組に支えられている党は、本気で公務員の改革はできるか。
②『新テロ特措法』は延長し、国際世論の賛同を得るようにする。
③景気回復後は、『消費税』増税を明言すること。

朝のひとときに思い立ったことであるが、少なくともこれぐらいは明確に言動できなければ、
いつまでも園児のような優等生であったり、
ときには反抗心ばかり残した大人の群集かしら、と感じたのである。

今回の衆院選を機会に、怜悧な国際社会の中、日本の真の大人になれ、と私は期待しているのである。
・・】


そして私は、このサイトの8月12日に於いて、
【鈴木亘氏の 『「骨太2009」で立ち行かなくなる社会保障』 を拝読して・・。】
と題して、投稿したりしている。

【・・
私は東京郊外の調布市に住む年金生活の5年生の身であるが、
この一週間は憂鬱な心情となっている・・。

過日、月刊雑誌『フォーサイト』(新潮社)を8月号から購読開始したのであるが、
この中のひとつの記事を読み、深く考えさせられたのである・・。

学習院大学・経済学部教授の鈴木亘(すずき・わたる)氏が、
『「骨太2009」で立ち行かなくなる社会保障』
と題され寄稿されていた。

この命題の横には、
《医療や介護の現場が崩壊したのは、小泉改革のせいではない。
 業界と行政の「構造」を変えない限り、さらに悲惨な未来が待ち受けている。》
と明記されている。


私は民間会社のサラリーマンを定年退職後、年金生活を過ごしている身であるが、
私の余生は幾10数年か不明であるが、
特に現役で奮闘しながら働いて下さる方たちの未来は、悲惨と強く感じたのである。

今回、鈴木亘(すずき・わたる)氏の客観性ある現状問題と今後の冷静な視点に導かれて、
改めて、社会保障を多岐にわたり教示させられたので、多くの人たちと共有致したく、
無断であるが引用させて頂く。

《・・
わが国の社会保障制度は、年金であろうと医療・介護であろうと、
高齢者が使う費用を、その時の現役世代が保険料や税で負担する財政方式(賦課方式)を取っている。
つまり、現役世代がその時の高齢者を支えているのである。

わが国のように少子高齢化が急速に進む社会では、
高齢者数が増える一方で、現役世代の数が減るため、
現役世代一人当たりの負担が急増してしまう。》

この後、著者は具体的に『「高齢者(65歳以上)/現役(15歳~64歳)の比率」推移』をグラフで、
1950年から実績値と今後の予測値を明示し、掲載している。

《・・
小泉改革が始まる直前の2000年、高齢者/現役比率は25.5%と、
四人の現役世代で一人の高齢者を負担する状況であった。
・・
わずか八年後の2008年の比率は33.6%まで上昇し、
三人の現役世代で一人の高齢者を支えている。

一人の高齢者にかかる一ヶ月当たりの生活費、医療・介護費の合計を仮に20万円とすると、
2000年において、現役一人当たり一ヶ月5万円の負担が、
わずか8年の間に6.6万円まで上昇する計算である。

保険料や税負担の引き上げに対する国民の激しい抵抗を考えれば、
これだけ大きな負担増を僅かな期間で実施するのは、政治的に困難を極めたであろう。
そのため、歳出抑制を行って、負担の急増を少しでも緩和する選択肢を選んだのが、
小泉改革の本質なのである。

さらに言えば、1997年の医療制度改革(本人自己負担率を1割から2割に引上げ)、
2000年の年金改革(給付の2割カット)と、
社会保障政は小泉改革の前から既に抑制策に舵が切られていたのであり、
小泉改革は、その方向を「センセーショナル」に前に推し進めたに過ぎない。》

この後、著者は
《・・今から14年後の2023年には高齢者/現役比率は50.2%
と、
なんと二人の現役世代で一人の高齢者を支えることになる。
先の例で言えば、現役一人当たり一ヶ月10万円と2000年時点の倍増である。
・・
2072年の高齢者/現役比率のピーク時には85.7%と、
ほぼ一対一の水準になる。・・》
と余りにも過酷な現役負担を明示している。

こうしたことは、園児でも解かるとおり、
立ち行かなくなることは明らかであるが、著者は現状の問題実態を明言している。

《・・
わが国の医療・介護・福祉の各業界や厚生労働省は、
この必然的な流れに逆らって政治的な抵抗ばかり力を注いできたため、
ついにビジネスモデル・行政モデルを切り替えられなかった。
このことこそが、医療・介護現場の崩壊や社会保障制度のほころびを生んだ真相なのである。


この後、著者は具体的に、
勤務医不足の深刻な状況の原因、
声の大きな業界団体を持たない弱者へのしわ寄せの原因と状況を明確に表し、
今回の「骨太2009」も危惧している。

《・・安定財源を確保した上での「中福祉・中負担」の構築を展望しているが、
もとより欧米諸国は既に少子高齢化は終っているが、
わが国は未曾有の少子高齢化が進展する真最中であり、
今、歳出を拡大させてしまうと、その負担増は現在だけに止まらず、
近い将来のもっと大きな負担増に繋がる。

つまり、「中福祉・中負担」を今の高齢者たちが享受すると、
近い将来の世代は、「中福祉・超高負担」、
或いは「低福祉・高負担」のどちらかの惨状に直面してしまうのである。
こうした事情は、国民に全く知らされていない。


その上、昨今の諸情勢にも、
《・・
歳出拡大に伴う負担増すら、景気対策の名の下に先き送り、
国民健康保険の不足財源への公費充当、
後期高齢者医療制度への公費拡大・・》

このような実態に、
《・・コスト感覚すら失った・・一時的な快楽の後には、
国民を絶望の淵に追いやることは間違いない。・・》
と警告している。
注)著者の原文をあえて改行などを多くした。


私はこの記事を拝読した後、この一週間は憂鬱な心情となっている・・。

高い経済の成長してきた時、私が40代に於いて、
昭和2年生まれの家内の父に、
『お義父(とう)さんの世代の年金・・現役の七人で一人を担ぐのだから・・
安楽に高い年金は頂けるが・・
ぼく達が年金生活に入った時は、現役4人で一人を担ぐ時代と思われるので・・
お義父さんの世代は一番恵まれている・・』
と談笑しながら、私は言ったことがある。

私達夫婦は子供に恵まれなかったので、もとより孫もいないし、
あと数10年先はあの世でお世話になっている身だし、
と私は身勝手なことも思ったりした。

そして、このようなことも妄想したのである。

①現状の厚生労働省、医療・介護・福祉の各業界を抜本的に改正し、新たな行政モデルを構築し、実施する。

②働いて下さる現役世代に、過酷な高負担をして頂く。

③後期高齢者は負担の元凶であるから、70代で亡くなるのが尊ばれる社会風潮にする。

④『消費税』を撤廃する代わりに、明確に『社会保障税』として少なくとも15%とする。

このように妄想したのであるが、①理想であるが現実性に乏しく、
②と③はもとより不可能だし、
やむえず④しかない、と思ったりしたのである。
高齢者の人たちも、これ以上のレベルで現役の方に負担をさせるのは、
余りにも酷であり、程々に負担をするのが、適切と思われる。
・・】


このように投稿してきたのであるが、
私達夫婦は子供に恵まれなかったので、もとより孫もいないし、
あと数10年先はあの世でお世話になっている身である。

今のように程ほどの貯金を取り崩し、年金を頂だき、つつましながら年金生活を甘受し、
団塊世代も含め、私達の世代以上の人々は何かと優遇されているので、
沈黙を重ねれるのもひとつの方法かしら、と思ったりしたのである。

しかし、現実に働いて下さる日本の根幹の世代を思索すれば、
このまま政治の混迷で、社会まで劣化し、世界的な経済の悪化も加わり、
経済の低迷となっている今日、
政治家の諸兄姉は選挙目当てのバラマキ合戦で選挙民を戸惑わせ、
選挙後は一変し、時局が変わったと国民を泣かし、
確固たる明日のみえない日本となると思われる。
そして日本は衰退の道をたどるのは明らかであり、余りにも過酷で惨めな生活になるかしら、
と思ったり、瞑想か妄想は解からないが、無力な私はこのような心情になることが多いのである。


ここ一週間は、民主党の代表代行をされている小沢一郎氏の思いを重ねたりしている。
氏はたまたま民主党に属しているが、特に氏の率いる議員グループが、
今回の衆院選後、『数の論理』に基づいて、どのような怜悧な言動をするか、
ということである。

このことは『文藝春秋』の9月特別号に於いて、
『誰も知らない民主党研究』の特集のひとつで、
政治アナリストの伊藤敦夫(いとう・あつお)氏が寄稿された、
【小沢チルドレン100人で「田中派」復活】と題された力作がある。

そしてこのタイトルの横には、
《 政党を使い捨てにしてきた男が
         再び大派閥をつくりあげる 》
と明記されていた。

私はこの寄稿文を深く精読して、
小沢一郎氏は、今後の日本をどのように導くのか、と思いとなり、
幾重かの妄想を重ねたのである・・。

この何かのひとつであるが、
国際主要国はもとより怜悧な国益に基づいて、外交、軍事、経済力などを背景とした政治が行われている今日、
今後の日本を国際社会に於いて実質発言力ある国をめざし、
強い経済大国を発展させがら、外交、軍事力は強化する。
そして、国民は豊かな経済の中で、世界の主要国よりも遥かに多くの人々が、
明白に実感できる社会を構築する。

このように妄想しながら、
アメリカは対象外であるが、ロシア、中国の両国を実質牽制できる軍事の強化、
そして憲法改正も行い、イギリスとフランスをミックスした歴然とした権利と責務を行使する発言力ある大国かしら、
と妄想を重ねたりしている。

こうした目的を達成する為に、小沢一郎氏の率いる議員グループは、
国際の怜悧な実態を無知なような社民党などは簡単に切り捨て、
民主党の管グループ、旧社会党グループなども離別し、
自民党の若手で同調する議員たちを加えて、新たな党を結成し、政権を獲得し目的に驀進する、
と妄想したりしている。



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