私は東京郊外の調布市に住む年金生活の6年生で、
齢ばかり重ねた65歳の拙(つたな)い身である。
築後32年が過ぎようとしている古びた一軒屋に住み、
百坪足らずの敷地で、小庭にある雑木の多い樹木、草花の四季折々の移ろいを眺め、
子供に恵まれなかった私達夫婦は2人だけで過ごしている。
我家は自動車を所有することなく、私の定年後の免許書の更新を見送ったので、
自動車に関しては家内はトヨペットが自動車のトヨタのメーカーのことさえ知らない。
このような状況なので、私達夫婦は昨今のガソリンの価格も知らないでいる。
その上、携帯電話に関しては使えないので保有していないので、
社会からの時流から取り残されている、と時折思いながら苦笑している・・。
家内は中学生の頃から茶事を学んでいたので、
私は一軒屋を建てた時、気負って茶室も付け足したりした。
私は民間会社の中小業に35年ばかり勤めたサラリーマンであったので、
程々の年収の中、住宅に関してのローンは重く家計を占めたのである。
このように状況であったので、
スーパー・マーケットさえも、ディスカント風の低価格店から高級店まで、
その時に応じて利用してきた。
私は大学を中退し、映画・文学青年の真似事をした時期もあったので、
小説、随筆、歴史書、現代史など本は5000冊前後、
ビデオ・DVDの映画作品は1000本前後あり、
勤めた会社がレコード会社の影響でカセット、CD、DVDも3000枚前後あり、
少し多いかな、と思ったりしている。
日常の私は、買物と散策をする以外は、殆ど読書をすることが多く、
ときには居間で映画を鑑賞したり、音楽を聴いたりしている。
そして日々感じたりしていることを心の発露として、文章に綴り、
このサイト等にほぼ毎日投稿している。
そして、ときたま庭の手入れをしたり、
家内との共通趣味の国内旅行で、四季折々各地を訪れたりしている。
我家の生計は原則として、年金を頂いた範囲で生活を営んでおり、
冠婚葬祭、思いがけない出来事、そして国内旅行に関しては、
程々の貯金を取り崩して過ごしているのである。
このような年金生活を過ごしているが、家庭の耐久商品については、
私達が結婚してまもない時、テレビ、洗濯機、冷蔵庫などは半永久商品ね、
と何かの折に家内が私に云った時、
私は驚きながら、この先のことを思うと、ため息をついたのである。
先程、夕食が終わり、家内は居間の17畳でテレビ番組をコーヒーを飲みながら視聴しているが、
10年数年前に購入した32インチのワイド型で商品である。
そして、2階の寝室の6畳には21インチを7年前頃に購入したものである。
10年数前、テレビ、ビデオテープ・レコーダーを新たに新調した時、
『貴方の満足するのに・・選んだら・・』
と家内は快諾してくれたので、この当時としては満足のいく製品であった。
家内は日頃から、電気関連の製品で耐久商品は半永久商品、と確信しているので、
洗濯機、冷蔵庫、電子レンジ、クーラー、ガス・ファンヒーターの買い替えの時は、
だいぶためらっている。
『日常生活に欠かせない物だから・・寿命だよ・・』
と私は笑いながら家内に云ったりして、買い換えてきた。
そして、これらの商品は、家内が常日頃使うので、私はあるメーカーを指定し、
製品選定は家内にまかせている。
音響、映像に関しては、家計のバランスを崩さない程度に、私の独断で選定してきた。
映画、ドキュメンタリーが好きな私は、BS放送、そしてWOWOWに加入し、
以前保有していたビデオテープに加え、録画した映画作品が増えて、
ビデオケース棚が2本を越えて、今は3ケースとなっている。
この間、DVDレコーダも購入し、DVDソフトも定年退職前に、
定年退職後の楽しみとして、積極的に購入した。
こうした中で一番の問題は、パソコンに関してである。
私はレコード会社の情報畑を1971年~1992年まで、ほぼ20年ばかり勤めたので、
汎用、オフィスなどのコンピュータに関しては専業であり、ある程度は詳しかったのである。
1980年代の初めの頃に、NECがパソコンを発売された折、私は興味を示して購入したのであるが、
本体のほかにプリンター、フロッピー・ディスク、漢字対応させるロムなど一式を揃えると、
この当時の私の年収の20%前後であり、あの当時はパソコン本体にしても高価な品であったのである。
この当時も住宅ローン、親戚が多少は多く何かと冠婚葬祭費の出入りが多く、
我が家の貯蓄率を低下したので、
私はこのパソコンの購入時に大いに家内に感謝したのであった。
その後のワー・プロ旋風の時は2台買い換えた後、
1998年にノート・パソコンを購入したり、
定年退職の三年前の2001年にディスクトップ・パソコンに買い換えて、
机,脇机、椅子も新調して、定年後の生活に備えたのである。
そして、家内は私の定年後のパソコン環境は、半永久商品ね、と家内に呟(つぶや)いていたのである。
しかし、定年退職後の2年後に肝要のディスクトップ・パソコンが壊れ、
やむえず買い改めたのが今使用しているパソコンなのである。
最近、OSの『ウィンドウズ 7』発売のニュースを見たりすると、
確かに進化をしているが、パソコンも洗濯機などと同様に半永久商品と思っている家内には、
私はためらい独り苦笑しているのである。
そして、薄型テレビであるが、私はここ数年に及び新聞の折込の広告を見たりしているが、
貯金を崩して、心が揺れ動いた薄型テレビの40万円前後の製品を購入することを秘かに思ったりしているが、
ソフトの中味が最優先としている私は、現在のテレビより大きな画面でも果たしてと思ったりし、
決断がつかず中々家内には切り出せないでいる。
しかしながら2010年の地上波のデジタル化の問題もあるが、
旅行先の観光ホテルのロビーとか空港の待合室などにあるプラズマ・テレビの大型画面を観て、
『XXちゃん・・最近のプラズマも綺麗になったよね・・』
と私は家内に云ったりしている。
このように年金生活を過ごしていると、
特に耐久商品と称される品の購入には、気弱になり、
私は、吾唯足知、と心の中で呟(つぶや)きながら、苦笑しているのである・・。
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齢ばかり重ねた65歳の拙(つたな)い身である。
築後32年が過ぎようとしている古びた一軒屋に住み、
百坪足らずの敷地で、小庭にある雑木の多い樹木、草花の四季折々の移ろいを眺め、
子供に恵まれなかった私達夫婦は2人だけで過ごしている。
我家は自動車を所有することなく、私の定年後の免許書の更新を見送ったので、
自動車に関しては家内はトヨペットが自動車のトヨタのメーカーのことさえ知らない。
このような状況なので、私達夫婦は昨今のガソリンの価格も知らないでいる。
その上、携帯電話に関しては使えないので保有していないので、
社会からの時流から取り残されている、と時折思いながら苦笑している・・。
家内は中学生の頃から茶事を学んでいたので、
私は一軒屋を建てた時、気負って茶室も付け足したりした。
私は民間会社の中小業に35年ばかり勤めたサラリーマンであったので、
程々の年収の中、住宅に関してのローンは重く家計を占めたのである。
このように状況であったので、
スーパー・マーケットさえも、ディスカント風の低価格店から高級店まで、
その時に応じて利用してきた。
私は大学を中退し、映画・文学青年の真似事をした時期もあったので、
小説、随筆、歴史書、現代史など本は5000冊前後、
ビデオ・DVDの映画作品は1000本前後あり、
勤めた会社がレコード会社の影響でカセット、CD、DVDも3000枚前後あり、
少し多いかな、と思ったりしている。
日常の私は、買物と散策をする以外は、殆ど読書をすることが多く、
ときには居間で映画を鑑賞したり、音楽を聴いたりしている。
そして日々感じたりしていることを心の発露として、文章に綴り、
このサイト等にほぼ毎日投稿している。
そして、ときたま庭の手入れをしたり、
家内との共通趣味の国内旅行で、四季折々各地を訪れたりしている。
我家の生計は原則として、年金を頂いた範囲で生活を営んでおり、
冠婚葬祭、思いがけない出来事、そして国内旅行に関しては、
程々の貯金を取り崩して過ごしているのである。
このような年金生活を過ごしているが、家庭の耐久商品については、
私達が結婚してまもない時、テレビ、洗濯機、冷蔵庫などは半永久商品ね、
と何かの折に家内が私に云った時、
私は驚きながら、この先のことを思うと、ため息をついたのである。
先程、夕食が終わり、家内は居間の17畳でテレビ番組をコーヒーを飲みながら視聴しているが、
10年数年前に購入した32インチのワイド型で商品である。
そして、2階の寝室の6畳には21インチを7年前頃に購入したものである。
10年数前、テレビ、ビデオテープ・レコーダーを新たに新調した時、
『貴方の満足するのに・・選んだら・・』
と家内は快諾してくれたので、この当時としては満足のいく製品であった。
家内は日頃から、電気関連の製品で耐久商品は半永久商品、と確信しているので、
洗濯機、冷蔵庫、電子レンジ、クーラー、ガス・ファンヒーターの買い替えの時は、
だいぶためらっている。
『日常生活に欠かせない物だから・・寿命だよ・・』
と私は笑いながら家内に云ったりして、買い換えてきた。
そして、これらの商品は、家内が常日頃使うので、私はあるメーカーを指定し、
製品選定は家内にまかせている。
音響、映像に関しては、家計のバランスを崩さない程度に、私の独断で選定してきた。
映画、ドキュメンタリーが好きな私は、BS放送、そしてWOWOWに加入し、
以前保有していたビデオテープに加え、録画した映画作品が増えて、
ビデオケース棚が2本を越えて、今は3ケースとなっている。
この間、DVDレコーダも購入し、DVDソフトも定年退職前に、
定年退職後の楽しみとして、積極的に購入した。
こうした中で一番の問題は、パソコンに関してである。
私はレコード会社の情報畑を1971年~1992年まで、ほぼ20年ばかり勤めたので、
汎用、オフィスなどのコンピュータに関しては専業であり、ある程度は詳しかったのである。
1980年代の初めの頃に、NECがパソコンを発売された折、私は興味を示して購入したのであるが、
本体のほかにプリンター、フロッピー・ディスク、漢字対応させるロムなど一式を揃えると、
この当時の私の年収の20%前後であり、あの当時はパソコン本体にしても高価な品であったのである。
この当時も住宅ローン、親戚が多少は多く何かと冠婚葬祭費の出入りが多く、
我が家の貯蓄率を低下したので、
私はこのパソコンの購入時に大いに家内に感謝したのであった。
その後のワー・プロ旋風の時は2台買い換えた後、
1998年にノート・パソコンを購入したり、
定年退職の三年前の2001年にディスクトップ・パソコンに買い換えて、
机,脇机、椅子も新調して、定年後の生活に備えたのである。
そして、家内は私の定年後のパソコン環境は、半永久商品ね、と家内に呟(つぶや)いていたのである。
しかし、定年退職後の2年後に肝要のディスクトップ・パソコンが壊れ、
やむえず買い改めたのが今使用しているパソコンなのである。
最近、OSの『ウィンドウズ 7』発売のニュースを見たりすると、
確かに進化をしているが、パソコンも洗濯機などと同様に半永久商品と思っている家内には、
私はためらい独り苦笑しているのである。
そして、薄型テレビであるが、私はここ数年に及び新聞の折込の広告を見たりしているが、
貯金を崩して、心が揺れ動いた薄型テレビの40万円前後の製品を購入することを秘かに思ったりしているが、
ソフトの中味が最優先としている私は、現在のテレビより大きな画面でも果たしてと思ったりし、
決断がつかず中々家内には切り出せないでいる。
しかしながら2010年の地上波のデジタル化の問題もあるが、
旅行先の観光ホテルのロビーとか空港の待合室などにあるプラズマ・テレビの大型画面を観て、
『XXちゃん・・最近のプラズマも綺麗になったよね・・』
と私は家内に云ったりしている。
このように年金生活を過ごしていると、
特に耐久商品と称される品の購入には、気弱になり、
私は、吾唯足知、と心の中で呟(つぶや)きながら、苦笑しているのである・・。
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