夢逢人かりそめ草紙          

定年退職後、身過ぎ世過ぎの年金生活。
過ぎし年の心の宝物、或いは日常生活のあふれる思いを
真摯に、ときには楽しく投稿

高齢者は健康のためにもっと遊ぶべきだ、78歳の私は学び、やがて微苦笑して・・。

2022-12-25 14:35:56 | 喜寿の頃からの思い

先程、ときおり愛読している公式サイトの【 プレジデント・オンライン 】の中で、
『 老後のためにケチケチしていると、むしろ早死にしてしまう
       高齢者こそ浪費に励んだほうがいいワケ
  ~前頭葉の老化を防ぐためには刺激が必要~ 』、
と題された見出しを見たりした・・。

私より5歳若い家内と2人だけの家庭であり、
雑木の多い小庭の中で、古ぼけた戸建て住んでいる。

そしてお互いに厚生年金、
わずかながらの企業年金を頂だいた上、
程ほどの貯金を取り崩して、ささやかな年金生活を過ごしている。

こうした中、私たち夫婦は経済的に贅沢な生活は出来ないが、
『働らなくても、何とか生活ができるので助かるわ・・』、
と家内がときおり、 呟(つぶや)くように私に言ったりする。

『そうだよねぇ・・』
私は苦笑しながら応じたりしている。





このような心情を深めている私は、今回の《・・高齢者こそ浪費に励んだほうがいいワケ・・》、
遅ればせながら学びたく、記事を読んでしまった・・。

この記事は、和田秀樹さんの著作の『[新版]「がまん」するから老化する』(PHP文庫)の一部を
再編集したもので、【 プレジデント・オンライン 】の『健康』の『高齢者』に於いて、
12月24日に配信され、無断であるが記事の大半を転載させて頂く。




《・・(略)・・
 

■高齢者は健康のためにもっと遊ぶべきだ  

高齢になると「健康のために働く」だけでなく、
「健康のために遊ぶ」、「健康のためにお金を使う」ことも、大きな意味を持つ。  

高齢者は、地味にするのが当然だと思われているから、
ややもすると「年金でカラオケに行くのは、いかがなものか」、
「年金生活者が、パチンコに行くとはけしからん」
といった非難になりがちだ。

しかし年金生活者は、しっかり遊んでくれたほうが、消費につながるし、
それ以上に前頭葉を刺激することになって、免疫機能も上がる。  

つまり高齢者がお金を使って遊ぶことは、病気のリスクを減らすことにもつながるから、
「お年寄りは、もっと遊べ」と言いたいのである。  

感情の老化を予防するには、歳を取るほど、強い刺激が必要だ。  
脳の老化によって、弱い刺激には反応しにくくなることに加えて、
積み重ねた人生経験から多少のことでは、心に響かなくなるからだ。

仕事で経験を積んでくると、先が読めるから、そつなくこなせる。
失敗することもなくなるけれども、面白さは薄れてくる。
「先が読めてしまう」と刺激が失せるだけでなく、興味や関心までも色褪せる。


注)記事の原文に、あえて改行を多くした。 



今回、敬愛している
《・・高齢者は健康のためにもっと遊ぶべきだ・・》など、
多岐に及び、
私は学んだりした。

もとより高齢者が、積極的にお金を使えば、
日本経済は活性化して、蘇(よみがえ)る、と私でも、
年金生活18年の中、幾たびに思い馳せてきた・・。



過ぎし年、【幻冬舎ゴールドオンライン】に於いて、
高齢者[二人以上世帯調査]』(2021年)の貯蓄額の実態を学んだりした。

《・・金融広報中央委員会『家計の金融行動に関する世論調査[二人以上世帯調査]』(2021年)
世帯主60代世帯の平均貯蓄額(保有金融資産額)は平均2427万円、
70代世帯で2209万円。

一方、中央値で60代世帯で810万円、70代世帯で1000万円。
ここには「貯蓄なし(金融資産なし)」と回答した人も含めたものなので、
「貯蓄あり(金融資産あり)」と回答した人の数値をみてみると、
60代世帯では平均は3014万円、中央値は1400万円。
70代世帯では平均2720万円、中央値は1500万円となります。 

平均では「老後に問題なし」でしたが、
中央値でみると「老後は少々心許ない」というのが、
高齢者世帯の実情が見えてきました。

余裕のある暮らしを叶えられるのは、ほんの一部の高齢者だけ。

引退して悠々自適な老後、しかしそこには常に経済的な不安が付きまとう・・・
これが日本の高齢者のよくあるパターンなのかもしれません。・・》

このようなことを私は改めて学んだりした。



過ぎし数年前、麻生財務大臣が、
『国民に10万円を支給したが、殆どの人が貯金して、消費されなかった・・』、
と感嘆していたが、私は高齢世代の深情は理解していない御方、
と思ったりした。

私を含めて、程々の貯金があっても、いつの日にか大病、
或いは介護施設にお世話になる。

そして長寿社会の到来の中で、自身はいつまで生きられるのか・・
こうした老後資金の難題を秘めて、日常生活を過ごしながら、
貯金の取り崩しに慎重になっている。

このように思案している私は、ため息ばかり重ねたりしている。



そして私は、もとよりお金も大切なことであるが、
ささやかに潤(うるお)いのある生活を継続して、過ごすのが、
我が家の主針・・と微苦笑したりしている。
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