先程、ヤフー・ジャパンより配信された記事を見ている中で、『 “墓じまい”増え・・・「永代供養」検討が約9割 樹木葬など 』、と題された見出しを見たりした。
私は東京の調布市に住む年金生活の79歳の身であり、私より5歳若い家内と共に、古ぼけた戸建てに住み、私たちは子供に恵まれず、二人だけの家庭で、ささやかに過ごしている。私は1944年(昭和19年)の秋に農家の三男坊として生を受け、分家のような形で、実家の近くに住んでいる。こうした中で、実家のお墓の近くに墓地を買い求め、墓石に遺骨を納める一般墓は、たまたま子供に恵まれなかったので、一代限りとなる・・。いつの日にか、私たち夫婦が亡くなった後、長兄の子供である甥っ子ふたりに何かと面倒をかける、と思いながら、長らく躊躇(ためら)ってきた・・。私が40歳を過ぎた頃の1985年〈昭和60年〉の2月、亡き小説家・立原正秋の作品のひとつに描かれた信州の別所温泉に、私たち夫婦は一泊二日で訪ねた。こうした中で、あるお寺を散策していた時、お寺の隣あわせに里山を切り開いたように、緩やかな傾斜のある広大な墓地があり、お花が数多く飾られ、お線香の煙がたなびいていた・・。その外れに松林のゆったりした丘があり、ここに数多くの墓石が転がっていた。人が訪ずれた形跡もなく、墓石に松葉が音もなく舞い降り、苔に覆われた墓石が横たわっていたり、松の葉で埋もれかけた墓石もあった。こうした無縁の墓地に、木漏れ日が地上を彩(いろど)っていた。私は、人が土に還える、とはこうした事だろう、と思い重ねたりした。こうした思いから、通常のお墓でなく、無縁仏に近いことを考え始めた・・。この後、10年過ぎた頃、岩手県のあるお寺で樹木葬を知り、これだったら土に還える、と私は納得しながら、家内に言った。『俺が先に死んだら・・花巻温泉で静養し、気が向いた時でいいから・・・お墓には寄ってくれればよい』お墓といっても、里山に墓石もなく、私たちの好きな樹木のひとつがあるだけである。このように私たち夫婦は、お墓は樹木葬と決め、15年前の頃に伊豆大島にも樹木園ができた、とか学んだりしてきた。その後、10年前の頃、我が家からバスと電車を利用して、一時間ぐらいの地域に、広大な墓地の一角に、畳一畳より少し小さ目の墓地で、たった一本の樹木が植えられ墓地の販売区画で永代供養墓と知った。いずれも永代使用権、永代供養料、永代管理料などを一括納入すれば、片割れの残された方が、体力の衰えた身であっても、お墓参りが出来る、と思ったりしている。こうして思いばかり重ねてきたが、私たち夫婦は元気な今、樹木葬のできる墓地を決断しょう、と思ったりしてきた。こうした中で、私たち夫婦が樹木葬の墓地(埋葬地)として、8年前に、伊豆七島の大島にある『千の風 みらい園』に、訪ねたりした。http://www.miraien.jp/00miraien-index.html☆【千の風 みらい園】公式サイト☆里山の傾斜に、それぞれお気に入りの指定した場所・・永眠できる地・・前方は海が見られ、天候に恵まれれば彼方には伊豆半島、富士山が聳え立つ景観であった・・。いつの日にか、この地で永眠でき、やがて土に還ることは、私は望ましい・・と思いを深めたりした。この後、私たち夫婦が埋葬できる指定地を仮予約した後、やがて本契約をして、今日に至っている。 このような私は、今回の《・・ “墓じまい”増え・・・「永代供養」検討が約9割 樹木葬など・・》、記事を読んだりした。
“墓じまい”増え…「永代供養」検討が約9割 樹木葬など(テレビ朝日系(ANN)) - Yahoo!ニュース
墓を受け継ぐ人がいないなどの理由で遺骨の管理や供養を寺院や霊園に任せる「永代供養」を検討している人が9割近くに上ることが分かりました。 仏壇・墓石販売大手の「は...
Yahoo!ニュース
無断ながら記事の殆どを転載させて頂く。《・・8/12(月) 18:25配信墓を受け継ぐ人がいないなどの理由で、遺骨の管理や供養を寺院や霊園に任せる「永代供養」を検討している人が、9割近くに上ることが分かりました。 仏壇・墓石販売大手の「はせがわ」が、墓について調査したところ、樹木葬など永代供養型の購入を検討している人が、88.3%を占めました。 この5年間で購入した墓の種類では、墓石に遺骨を納める一般墓は49.0%で、永代供養型は49.7%でした。 少子化を背景に、墓を継ぐ人がいない、子どもに負担を掛けたくないなどの理由で、墓石を撤去する「墓じまい」が増えています。 新たな納骨先として、管理する必要がない永代供養型のうち、特に樹木葬のニーズが高まっているということです。 樹木葬を購入した木元昌子さん 「(一般墓とは)50万円ぐらい違う。管理費とかないので、子どもに迷惑も掛からないから、良いかなと思った」 南林山普門院蓮花寺 飯田盛重住職 「子どもが親を思う時代から、親が子どもを思う時代になっている。経済的にも、子どもに負担を掛けたくない、というような気持ちが親に強くなってきた時代だと思う」 テレビ朝日・・ 》
注)記事の原文に、あえて改行など多くした。
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