夢逢人かりそめ草紙          

定年退職後、身過ぎ世過ぎの年金生活。
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高齢者専門の精神科医の和田秀樹さんの『認知症の進行を遅らせるためにできること』、私は学び、微笑み・・。

2022-10-16 14:27:03 | 喜寿の頃からの思い
先程、ときおり愛読している【東洋経済オンライン】を見ている中、
『 和田秀樹「脳トレは認知症予防にならない理由」
        認知症の進行を遅らせるためにできること 』、
と題された見出しを見たりした。


私は東京の調布市に住む年金生活の78歳の身であるが、
こうした中で、もとより健康でなければ、自身の日頃のささやかな願いも叶わないので、
殆ど毎日のように自宅の周辺3キロ範囲にある遊歩道、公園、住宅街を歩いたりしている。

そして私は何よりも認知症、心筋梗塞など恐れ、
ときおり認知症だけは勘弁してねぇ・・と秘かに祈願しながら歩く時もある。

しかしながら、私は体力の衰えを75歳の頃から実感させられたり、
物忘れも多くなり、やはり老化が増したのかしら、
と微苦笑したりしてきた・・。








このような心情を深めている私は、
今回の《・・「脳トレは認知症予防にならない理由」・・

認知症の進行を遅らせるためにできること・・》って、
どのようなことですか、と思いながら、記事を読んでしまった。

この記事は、『60歳からはやりたい放題』(扶桑社)より、
抜粋された記事で、【東洋経済オンライン】に10月10日に配信され、
無断であるが、記事の後半を転載させて頂く。



《・・(略)・・

☆会話を増やせば認知症予防になる

どんな人がアルツハイマー型の認知症になるのか。

それは、遺伝的要因が非常に大きいようです。
もし親がアルツハイマー型認知症になった場合は、
その子どもも同じ認知症になりやすいといわれています。

なお、頭を日ごろから使わない人ほど、
認知症になりやすいのは確かなようです。

認知症にかかっていた患者さんたちを比較してみると、
日ごろから頭を使っている人のほうが、
認知機能テストの点数が高いのもよくある話です。

では、「何が一番頭を使っていることになるのか」というと、
最も効果が高いのは他人との会話です。

会話は、相手の言ったことを理解し、
瞬時になにかしらの反応を返さなければならないという非常に高度な知的作業なので、
強制的に頭が回転するのでしょう。



声を出すこと自体にも、ボケ防止の効果があるように感じます。

私の担当するアルツハイマー型認知症の患者さんに、
長年、趣味として詩吟を続けている方がいるのですが、
常に声を出すことが習慣づいているせいか、
認知症の症状の進行が非常に遅いのです。

詩吟ではなくても、カラオケや合唱など、声を出す趣味を持っておくことは、
ボケ防止の良い手段になるかもしれません。



昨今、認知症予防のために簡単な四則計算や数字のパズルである
「数独」を解くなど「脳力トレーニング」を行うことが、
脳に刺激を与えて認知症予防に役立つとの定説が広まりつつあります。

ところが、『ネイチャー』などの海外の一流医学誌に、
これら脳トレの効果にまつわる調査結果が掲載されたところ、
実は脳トレは認知症予防には意味がないことが明らかになっています。

その研究の一つであるアラバマ大学で、
実施された2832人の高齢者に対する実験では、
言語の記憶や問題解決能力、問題処理能力を上げるトレーニングを実施した場合、
課題のテストの点数は上がるものの、そのほかの認知機能に対する波及効果は見られず、
点数は上がっていないとの報告がされています。

簡単にいえば、勉強した課題に対するトレーニングにはなっているものの、
脳全体のトレーニングには、結び付いていないのです。



☆「脳トレ」よりも「楽しいこと」

では、脳トレに代わる認知症予防として、何をすればいいのでしょうか。
その一番の対策は、「楽しいことをやる」ことだと思っています。
楽しいことをやればやるほど、脳にはプラスの刺激が伝わります。

もし、「脳トレをすること自体が楽しい」という人であれば、
そのトレーニングをやり続けることは脳に良い影響を与えるでしょう。

でも「面倒くさいけど、認知症予防になると聞いているから」、
「退屈だけど、ボケ防止のためにやっている」というのであれば、
むしろこれまで行ってきた日常生活を楽しみながら続けるほうが、
認知症の進行を遅らせる効果があるように感じます。


日々の家事を楽しみながら、工夫する。
仕事をしている人ならば、毎日その仕事を続ける。

趣味でやっているテニスをそのまま続ける・・・など。

「認知症予防のために、
何か特別なことをしなければならないのではないか?」
と思う方も多いかもしれませんが、人間の日常生活は実に複雑です。

その日常生活のレベルを落とさずに頑張って継続するだけで、
十分「ボケの進行防止」になります。・・ 》

注)記事の原文に、あえて改行を多くした。



今回、高齢者専門の精神科医の和田秀樹さんの書物より、

『認知症の進行を遅らせるためにできること』、私は学び、やがて微笑んだりした・・。

私は世田谷区と狛江市に隣接した調布市の片隅の地域に住み、
生家も近く、結婚前後の5年を除き、私としてこの地域に72年ばかり住んできた為か、
調布の里っ児、或いは原住民かしら、と思ったりすることもある。

私は年金生活の当初から、我が家の平素の買物に関して、
自主的に買物専任者として宣言し、家内から依頼された品を求めて、
独りで殆ど毎日、スーパー、専門店など歩いて行き、買物メール老ボーイとなっている。

やがて私は我が家の買物の責務を終えて帰宅した後は、
やはり独りで自宅周辺の3キロ範囲を歩くことが多くなっている。

こうした中、付近に流れている野川の両岸にある遊歩道を歩いたり、
或いは小公園、小学時代に通学した旧市道を歩いたりしている。

ときには最寄駅の商店街に立ち寄り、知人と談笑したり、
都立の神代植物園に遠征したりすると、中学時代の同級生に逢う時もある。

こうした時、偶然だよねぇ・・、とお互いに再会を喜びながら、
過ぎし中学時代のそれぞれの同級生のことを話したりすると、長話になったりする時もある。  



        
そして私は、亡き母の遺伝を純粋に受け継いだ為か、恥ずかしながら男の癖におしゃべりが好きで、
何かと家内と談笑したり、ご近所の奥様、ご主人など明るく微笑みながら談笑したりしている。

こうした中、新コロナウィルスの烈風の以前は、
私は、遊歩道、公園などを散策していると、見知らぬ男性、 女性グループの御方たちと、
話しかけられたり、或いは話しかけたりして、談笑し、
殆ど毎日過ごしていた。

或いは、知人とか友人と時折お逢いする時は、しばらく、と私は笑いながら逢ったりして、
明るい日中だとコーヒーを飲んだり、 夕暮れすぎの場合はビール、水割りのウィスキーを呑みながら、
談笑をしたりしていた。

いずれも新コロナウィルスの烈風で、世の中は様変わりとなり、
私も閉塞感を感じながら、人気の少ない処、時間を配慮して、
独りで散策したりしてきた・・。




昨今の日本は、「全国旅行支援」旅行支援など報じられ、
待ち焦がれた新コロナウィルスのまもなく終末かしら、
と私は微笑んだりした。

こうした私の思いとして、北海道のオホーツク海沿岸地方で、
春になって流氷が沿岸から離れ、出漁が可能になる海明けの情景を思い馳せたりした・・。

そして程々の制約の中で、以前のように再び・・と思いながら微笑んだりしている。

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