夢逢人かりそめ草紙          

定年退職後、身過ぎ世過ぎの年金生活。
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『あと20年! おだやかに元気に80歳に向かう方法』、77歳の私は学び、晩秋期の教科書と思い・・。

2022-05-30 15:25:56 | 喜寿の頃からの思い
過ぎし26日、家内の病院の三カ月ごとの精密検査後の結果診断日で、
いつものように私は家内のボディ・ガード兼お供そして荷物持ちで同行した帰路、
我が家の最寄り駅の駅ビルで買い物をした。

家内はコンビニに立ち寄り、私は近くの本屋に寄ったりした。

こうして私は、単行本、新書本、文庫本、雑誌コーナーを見ている中、
何かしら気になった本を手にしていた時、
家内がコンビニで買い物が終え、姿を現したので、私たちはバス停に向かった・・。

家内は万全の体調ではなかったので、後日、本屋に立ち寄ればよいだろう、
と私は思い馳せたりした・・。

昨夜、気になっていた本を思いだして、やむなくネットで、
出版元のホームページを開いたりした・・。



《・・

あと20年! おだやかに元気に80歳に向かう方法
あと20年! おだやかに元気に80歳に向かう方法イメージ
著 者 保坂 隆/西崎 知之
定 価 1,540円(税込)
初版発行 2022.4.15
ISBN 978-4-7569-2210-6
ページ 256
版 型 四六並製
 

2020年現在の日本人の平均寿命は

男性=81・64歳、女性=87・74歳、
一方、健康寿命は男性=72・14歳、女性=74・79歳(厚生労働省の「簡易生命表」より)と
約10年の差がある。


健康寿命は「健康上の問題で、日常生活が制限されることなく生活できる期間」
と定義されている。

つまり、平均寿命が「何歳まで生きられるか」の指標なら、
健康寿命は「何歳まで健康で、生きられるか」の指標ということになる。


現状でいえば、健康寿命が過ぎた後の約10年は
寝たきりになってしまうなど、一人で生きることができず、
介助や介護が必要になることを意味している。


とするなら、日本の総人口の3割近くを占める65歳以上の高齢者にとっての関心事は、

健康寿命と平均寿命の落差10年を、いかに埋めるかにあるのではないだろうか。

この差がなければ、

おだやかに元気に80歳に向かうことができるのである。

では、おだやかに元気に80歳に向かうためには、どうしたらいいのか。
心と脳、つまり心身ともに健康であることこそが、ポイントになるだろう。

本企画では、そうなるためには、何が必要なのか、
どう生きればいいのかなどを脳科学者と精神科医という二人の医学者が探っていく。


65歳以上の高齢者にとって、希望あふれる光差す一冊になるに違いない。




目次を見る
はじめに

どんな心持ちでいて、どんな生活を送ればいいのかを考えてみた―保坂隆


脳の老化を最小限に留めた状態で寿命を迎えるために―西崎知之


第Ⅰ部 精神科医として「科学的に正しく老化すること」を考えてみた

第1章 合言葉は「頑張らない」「無理しない」

◎キーワードは「頑張らない」「無理しない」


◎老化をしっかり受け入れる


◎老いは「成長」であるという考え方


◎気持ちが老いてしまうとつらい老後になる


◎見た目の若さにあまりこだわらない


◎すぐに疲れる自分を許してあげよう


◎何事も「腹六分」を心がける


◎「いいかげん」はシニアの特権


◎「のんびり」と「ダラダラ」を取り違えない


◎「生きがい症候群」にかからないために


◎「何かをしたい」という気持ちを持ち続ける


◎年をとったら、見る前に跳ぶのも悪くない


◎一人だけでも暮らせる心の準備をしておく


◎検査数値に一喜一憂しない


◎「死への不安」はこうして緩和する


◎「死の恐怖」とどう向き合うか




第2章 シニア流人づきあいの極意


◎人づきあいは物足りないぐらいがちょうどいい


◎不用意に相手の事情に深入りしない


◎仕事抜きの人間関係をどう築くか


◎リタイア後の友たちづくりのちょっとしたコツ


◎伴侶を亡くして改めて知る友の大切さ


◎愚痴をどんどんこぼしたほうがいい理由


◎聞かされるほうにもある愚痴の効用


◎愚痴や悪口を紙に書く効用


◎地域の人に受け入れられるには挨拶と笑顔が必要


◎大切にしたい地域社会とのつながり


◎地域の会館は年寄りのたまり場ではない


◎リタイア後は「義理のつきあい」ともさようなら


◎体調が気になったら早めに病院へ


◎かかりつけ医をつくるなら二つの“近さ”がある人を

◎“同病友だち”という存在のありがたさ

◎民生委員という存在について知っておく


◎近所の助けを断固としては断らない



第3章 イライラ、クヨクヨを捨てる技術
(略)


第Ⅱ部 脳外科医として「科学的に正しく老化すること」を考えてみた

第4章 脳を活性化させる
(略)


第5章 日常生活をどう送るかでずいぶん違う
(略)

第6章 もしも認知症が気になり出したら
(略)  ・・》




今回、第1章、第2章だけは各項目の見出しだけ表示させて頂き、
これ以降は省略させて頂いた。
詳細に関して、知りたい御方は、御手数ながら本書を手にされてお読み下さい。

本書は「健康寿命をできるだけ延ばして、健康体で生きる」ことを精神科医と脳科学者が、
解説されている。

見出しの項目から私が感じられたことは、「がんばらない」、「人目を気にしない」、
「悩まない」、「無理をしない」、「若さを望まない」など、
やさしくシニア世代に、多岐に及び助言をあますことなく秘訣を発露されている、
と感じられたりしている。

昨今、断定的なシニア向けの本が多い中、多くのシニア世代に共感できる内容と、
私は感じたりしている。


 

過ぎし日に、厚生労働省の公表によると、2016年(平成28年)の時点で、
日本人の健康寿命は、男性が72.14歳、女性が74.79歳と推計され、
平均寿命と健康寿命の差は、男性約9年、女性約12年と報じられている。

もとより「健康寿命」は、日常的に介護を必要としないで、
自立した生活ができる期間であり、私は今年の9月で、満78歳となり、
何んとか男性の健康寿命の延長戦の最中かしら、と思ったりする時もある。


しかしながら私の友人、知人の7人は、すでにあの世に旅立っているし、
或いは私より8歳ご年配の知人は、心身溌剌とされている御方もいて、
あくまで健康寿命も男性の平均であるよなぁ・・と思ったりしている。

このような深情のある私は、
今回の『あと20年! おだやかに元気に80歳に向かう方法』の本書は、

人生の晩秋期の教科書と思い、各項目に表示されたことは、確かな格言と深く学んでいる。

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