「台湾食堂」
利用路線の関係で馬喰町から向かいましたが、場所は清洲橋通り沿いのビルの2Fになります。
飯友さんとの会食で現地集合。話ではこちらは台湾素食のお店なのだとか。
小体な店内は飾り気なくシンプルな造りで、隠れ家的な食堂という雰囲気。
先に到着していた飯友さんの後ろ姿を見つけテーブル席に着座すると、
お通しの塩ピーナッツですでに1杯はじめていてくれた様子。
私も遅れをとってはならぬとドリンクメニューを広げたけれど、アルコールの種類は
少なく、のん兵衛さんにはちょっと寂しい現実。
まあ、素食のお店ですから、覚悟はしておりました。
大根と湯葉の煮物@650
飯友さんチョイス。
茶色いおかずビジュアルにそそられ、口に放り込むと、残念ですが
スジが口に残る感じで固く、えぐみを感じてしまいました。
また湯葉の存在がわからなかったんだけれど、この日はエスケープしていたのかな。
野菜棒餃子(×6)@380
店員さんからのオススメでチョイス。ちなみに×3では200円です。
サーブ時にはテーブルの傍らに立ち、つけだれを作ってくれましたが
ベジタリアン黒酢 「素食烏酢」ではなく、酢、醤油、辣油を使用。
棒餃子は両方の皮を合わせつまみあげたような独特の風体。
浅い焼き目の餃子に噛り付くと、厚みのある皮に独特の匂いを感じ、
食感ももちもちとは対極のもっさりタイプ。野菜餡も味付けがなされているのですが
ぼんやりとしたカレー風味でとらえどころが無いから、モヤモヤとした気持が募るばかり。
――このへんで、2次会に移ろうか。
ビールも飲み終えてしまったので会計を申し出ると、
1人当たりは700円という財布に優しい支払額。ありがたいことです。
お店のおばさんはとても親切でフレンドリー。
感じがいいから、応援してあげたい気持ちはあるのですが、チョイスした料理は
味の傾向が私の好みに合うものではなかったみたい。
これは私自身が肉や魚、刺激の強いものを摂り、荤食と呼ばれる食事に慣れてしまい
清らかな素食の味から遠のいたせいなのかも。
滞在中にはベジタリアンメニューを必要とする外国人観光客も訪れていたし、
また素食の看板を掲げるところは少ないので、今後を見守りたい貴重なお店であります。
台湾食堂
東京都中央区東日本橋3-9-2 サンクビル 2F
TEL 03-6661-2198
営業時間/11:00~15:00 17:00~22:30
定休日 年末年始 -店舗情報「食べログ」より-