三茶酒家 「香港バル213」 (サンチャシュカホンコンバルニーイチサン)再訪。
さっそく、寝太郎さんを誘い週末の夜に訪問。
キャパ シティの面を考え予約をしていますが、混雑時は2時間制になるのだそう。
エコー仲見世商店街は昭和な玉手箱で、いわば、のん兵衛パラダイス。
2次会の旅へ出ることをもくろむ私達には無問題です。
リザーブされていたのはカウンター席に直列するテーブル席。
ハイチェアなので、座り降りには注意を払わなくてはならない感じです。
お通しはザーサイ。@280(外税)×2
まずはビールを頼もうとドリンクメニューを開く。
生ビールは置いていないため朝日啤酒(アサヒスーパードライ)@520(外税)×3をチョイス。
お腹を冷やすことを嫌う中国の方は一般的にぬるい常温ビールを飲まれますが、
蒸し暑さに喘ぐ私達には、これでもかっ!というほどキンキンに冷えたビールが
本当にありがたい。一気飲みでした。
次はグランドメニューから料理選びの作戦タイム。オーダーしたのは――。
自家製チャーシュー@720(外税)
のちにレシートを確認すると脆皮燒肉とのこと。
ですが、カリカリっとした食感を表す“脆”の字が入ること自体疑問。
クリスピーポークではありませんし、チャーシューというより煮豚なのでは?
チャーシューへの架け橋はサイドに置かれた叉燒醤的食味のタレ。
煮豚に自制叉燒醤を添えて、という印象です。
(寝太郎) 玫瑰露酒の香りを感じたよ。
咖哩墨魚丸(イカ団子とウズラのカレーソース)@620(外税)
蒸籠でのサーブ。香菜をトッピングに
ひと口サイズのキュートないか団子はすり身に細かくカットした身も入り、
ボール状のさつま揚げのよう。
カレーソースはひと晩寝かせた日本の家庭のカレー風で、本場のものとは
違うのではないか?と思いつつオモチャっぽさも憎み切れない気安い味わいです。
廣東燒賣(広東風シュウマイ)4個@560(外税)
デフォルトは3個で@420(外税)
今回、1人2個食べれるよう店員さんが個数調整の提案をしてくれました。
味はついているためそのままで――。
サジェスチョンどおりにいただくと、
黄色いシューマイ皮で包まれてはいますが、頂には魚卵ではなく当店のXO醤的な
ポジショニングを果たすのか、干し貝柱をほぐし調味したもののよう。
少し合成的な甘さを感じ、また、歯触りがしっかりした肉餡は、
不自然な水っぽさがあるのに、そのものの味が濃い。
調味のバランスが狂ったのか、これは化調を使いすぎのように思います。
牛腩撈麵(牛バラまぜ麺)@980(外税)
麺は、幼麺(極細)・粗麺(平打)・河粉(米粉)・蝦子麺(海老/100円)の
4種類から選べるシステム。
グランドメニューを見ると、価格の前にオススメの麺のタイプが記されています。
柔らかく煮込まれた牛バラ肉に茹で野菜とオイスターソースが相乗りし、
ここでも“ほぐし”のスープがセット。
牛バラまぜ麺には平打タイプがおすすめ。
茹でた乾麺を牛バラ肉に混ぜ合わせるようにいただくとジャンクなオモチャ感が炸裂!
主観ですが、肉を乗せる際にタレも入っているので、ここにスープをかけると
味が薄まってしまうみたい。
甕紹興酒5年(デキャンタ大)@1,580(外税)を飲み終えたあとは、2次会へと旅立ちのとき。
その前にと、鮮檸檬沙瓦(香港式生レモンサワー)@520(外税)を追加注文。
スライスした檸檬が数枚入り、これが香港を表しているのかもしれませんが
味はドライなレモンチューハイ。
これじゃあ、のん兵衛は酔わないわ。――ということで、
会計は1人当たり4,000円(千円未満四捨五入)
店は大盛況。予約がなく、またタイミングが合わず満席で入店を諦める
お客様もちらほらいて、香港をテーマにバル展開する経営のうまさを体感しましたが、
昼・夜利用した自分としては、夜に登場する冷盤・熱盤及びチョイスした點心に
イメージとのズレを感じ、結果、割高にも思え、
軽食を食べる目的で訪れた昼のほうが魅力的に思えました。
三茶酒家 香港バル213
東京都世田谷区三軒茶屋2-13-17
TEL 050-5594-9821
営業時間/月・水・木・金・土・日 15:00~25:00(L.O 24:00)
土・日(ホリデーランチ)11:30~14:30(L.O 14:00)
定休日 火曜日(祝日の場合は営業) -店舗情報「食べログ」より-