中国川揚料理「東京酒樓」 (トウキョウシュロウ)
最寄駅は五反田。目黒川に架かる大崎橋近くの川沿いを目黒方面に進行したビルの2階。
某日のランチに訪問。表にはランチメニューとともに店主から店の紹介が掲示されています。
それによると、四川麻婆豆腐や担担麵には自信がありお客様の高い定評を得ている様子。
さらに視線を移すと、ガラス扉には日替りセットの内容が。
嬉しいことに、店の二枚看板ともいえる麵飯がこの日のセットとのこと。
これは、食べてみなければ!
階段を上り入店すると、深い青を基調とした店内はひと昔前の高級中華料理店っぽさが
感じられ、客席は円卓(4)と角テーブル(3)でレイアウト。
ピークタイムを外してお邪魔しているため、先客もまばらで、さほど狭さを
感じませんでしたが、混雑時には別の印象を持つかも――。
しかし、こうした空間、嫌いではありません。
長く住み続けた家のような安心感を得られ、小狭さも妙に居心地が
良かったりするものなのです。
店主と思われる年配男性の指示で空いているターンテーブル付きの円卓へと向かいました。
卓上調味料:有り(醤油、酢、辣油)
その他:爪楊枝、紙ナプキン、取り皿、箸
着座後:ランチメニュー、茶
オーダーはもちろん、日替りセットです。
日替りセット(タンタン麺+半四川マーボー丼)@980
後から知ったのですが、HPによると「陳麻家」をプロデュースしたのが当店。
豆腐は木綿タイプで、挽肉は焼きつけず、豆鼓は適量で、トッピングの刻みネギに
仕上げの粉山椒をふり、緩くとろみを付けた麻婆豆腐は、ピリッとしたしょっぱ辛さの中に
甘さが共存し白飯を進めさせる味わい。ほぼ同店と変わらぬ印象です。
タンタン麺は中央に青菜を配し、ほか具材は肉そぼろ、刻みネギ。
スープは美しい二層構造で酸味はなし。
麺の質がもう少し良いとなお嬉しいのですが、後半に塩辛さが感じられる点も含め、
ざっくりとした分け方ですが、
ゴマの濃厚な部分とラーの効いた部分でコクと辛味のさらりとした二重奏を奏でる
「登龍」さんの四川皇麺と味の傾向的には似ている気がします。
現在は四川料理をベースに幅広いジャンルの料理を提供しているとのこと。
目黒川沿いで店を構えたのは1992年。
それでももう26年になるのだから、付近では老舗格のお店です。
今回の利用、決して悪くはないのですが、当店のみが持つ抜きんでた
“味”の魅力を感じられなかったのは、少し期待を膨らませすぎたからかもしれません。
夜に訪問できる機会があれば、グランドメニューから選び、その真価を体感したいと思います。
東京酒樓 (トウキョウシュロウ)
東京都品川区西五反田1-4-8 秀和五反田駅前レジデンス2F
TEL 03-3493-1181
営業時間/ランチ 11:30~14:00 ディナー 月~金 17:00~22:00(L.O.)
土・日 17:00~21:00(L.O.)
定休日 年末年始 -店舗情報「食べログ」より-