本格中華ダイニング「陳家私菜」 五反田店
店の立地は五反田駅西口、目黒川に架かる五反田橋の近く。
川沿いから1本奥に入っているのですが、四川レッドのひと際目立つ看板が
目に飛び込んでくるので場所は分かりやすいかと思います。
しかし、この大きな看板に誘導されそのまま直進するのはNG。
1階は別のお店で、当店が入っているのはこのビルの2階。
2階に向かう階段は大看板を正面に見ると側面側。
夜の闇にいろいろなお店がそれぞれ自己アピールしているので、自分の目的とする
お店の入り口を見失ってしまいそうです。
さて、平日予約なしでの訪問ですが、テーブル席のみでレイアウトされた店内は
団体客をはじめとし19時ころには8割がた埋まっていて、予想した以上の盛況ぶり。
断られるかなあと思ったのですが「狭い席でも良かったら」と入店が叶いました。
現地集合した連れの話では私達の後に来たフリーのお客様は予約がないため
断られていたとのこと。
ギリギリセーフで席案内受けられ、私はこの日の運をちょっぴり使った模様です。
2人掛けテーブル席の利用。
テーブルクロス:なし
卓上調味料:有り
着座後:タオルおしぼり(直置き)、箸(ロゴ袋入り)、メニュー
乾杯用に生ビール@530×2を注文すると
お通しで供されたのは、糸切り押し豆腐の辣油和えと野菜のピクルス。
料理はグランドメニューからアラカルトチョイスしました。
紅油茄子(ナスのピリ辛冷菜)@780
紅油には青唐辛子も参加し辛味をアップ。
クラッシュナッツを食感のアクセントに、柔らかな茄子はそのものの風味に
ピリっとした辛さが混じり合い、またトッピングされている香菜が
べらぼうに合うのでありました。
頂天石焼麻婆豆腐@850
来店客のほとんどが注文する店の看板料理。
辛さを選べるので、中辛(普通の5倍)でお願いしました。
渋谷店と同様、グツグツと音をさせ熱々のところを店員さんが崩してくれるスタイルです。
絹ごしタイプのふるふるとした豆腐に、麻婆あんはとろみつけの片栗粉の分量が多かったのかも。
ぽってぽての部分団結型でしたが、味そのものは悪くはなく、辛味の中に甘さが共存した
厚みのあるコク辛油を食べる麻婆豆腐でご飯との相性の良さは間違いなし。
また私自身の辛さの耐性なのでしょうが、中辛ではまだ食を楽しめる余裕あり。
追い山椒が欲しいなあと思うくらいでありました。
豆腐を平らげ麻婆あんをちょっぴり残し、〆の麺をオーダー。
无汁麻辣刀削面(麻辣汁無刀削麺)@820
粉から手づくりし、注文が入ってから削る、店の名物と謳う刀削麺。
こちらも同様に辛さ(中辛、激辛、地獄辛)が選べるので中辛をチョイス。
ほどほどの辛さを選ばないと料理の味自体がわからなくなってしまうのでね。
形状の不揃いなもっちもちのコシの強い刀削麺にからめた麻辣は、ナスのピリ辛冷菜で
いただいた紅油と変わらぬ味わい。
メニュー紹介によると十五種香辛料を使用しているとのことです。
割増料金になりますが、香菜(パクチー)をトッピング。
麻辣味には欠かせないアイテムなのであります。
一心不乱に混ぜて食す。もちろんこの状態で食べても何ら不足はないのですが、
先にちょい残しした麻婆あんにつけ、絡めるようにしていただくと味に厚みが加わり、
パワーのある刀削麺に肩を並べるコクのある味わいに。
途中で感じる単調さからも脱せるし、食欲も増進!
名物刀削麺×看板麻婆豆腐の強力タッグは楽しい組み合わせでありました。
会計は追加の生ビールと紹興酒(塔牌5年)500mlを含め、
1人当たり 3,500円ほど(百円未満四捨五入)。
「陳家私菜」は都内で数店舗を展開。
日本人の舌にも合うよう多少コントロールしているのかもしれませんが、
根底にきちんと四川を感じられるのは嬉しい限りです。
陳家私菜(チンカシサイ) 五反田店
東京都品川区西五反田2-26-2 桔梗ハイツ 2F
TEL 050-5869-6434
営業時間/平日 11:30~15:00(L.O. 14:30)17:30~23:30(L.O. 22:45)
祝・土 11:30~15:00(L.O. 14:30)17:30~21:30(L.O. 21:00)
定休日 日曜日 -店舗情報「食べログ」より-