天気予報では、大型の寒気が流れ込み、東北は大雪の予報でしたが、
外は、大晴れ(ダイハレ)です。S君から、釣りの誘いを受けました。
大寒に入り、日中の雪が融け、夜間の冷気で凍ると、雪質がザラメ状になり、
『カタ雪ワタリ(硬雪渡り)』ができるようになります。
『カタ雪ワタリ』とは、目的地まで、雪の上をカンジキなしで歩いていくことです。
子どもの頃、この節、学校への通学路は無視して、畑や田圃をショートカットで
通うわけです。
注意すべきことは、水路の雪の薄くなった部分に足をとられ、『かぶだれ』を
くうこと。
タイトルの『かぶだれ』を見て、山形の珍味と思った方は、残念でした。
『かぶだれ』とは、例えば、水溜りを通過した自動車が、跳ね上げた水を頭から
かぶること。この場合、自然の『どふら(落とし穴)』にはまって、足が濡れて
しまうことと、直訳願いたい。
遊びたい一心で、ショートカットし、長靴もろともグチャグチャになるわけですが、
風邪もひかず元気に遊んでいました。
今なら、規則に厳格な学校では、『カタ雪ワタリ』は禁止でしょう。